
県漁協佐賀関支店には全国から多くの漁協関係者が視察にやって来る。情報は全てオープンにし、持てるノウハウを提供。それにより向上した漁協も少なくない。
関さばはかつての10倍、キロ1000円以上の値がつくようになり、当初の目的は達成した。ただ、近年になって別の問題が浮上している。
「ここ10年、関さばの漁獲高が減っています。最盛期の六分の一くらい。漁師の所得も減り、後継者問題にもなっています。国の新規就業者支援事業に乗り、マッチングフェアで三名を採用するなど、苦労してますね」
輝かしいブランド・ヒストリーの影で、佐賀関は今、苦悩している。でも、藤本さんは言う。「これからも地道に一本釣りで取り尽くさない漁業を守り、名声を維持していきたい」と。“奇跡の青魚"を生み出し、広めた佐賀関漁港の挑戦は続く。
「ここ10年、関さばの漁獲高が減っています。最盛期の六分の一くらい。漁師の所得も減り、後継者問題にもなっています。国の新規就業者支援事業に乗り、マッチングフェアで三名を採用するなど、苦労してますね」
輝かしいブランド・ヒストリーの影で、佐賀関は今、苦悩している。でも、藤本さんは言う。「これからも地道に一本釣りで取り尽くさない漁業を守り、名声を維持していきたい」と。“奇跡の青魚"を生み出し、広めた佐賀関漁港の挑戦は続く。