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(左から)漁を終えて帰航する途上、釣った魚はすぐさま沖合の広いいけすに移される。1~2匹ずつ大事に網ですくう。
沖合のいけすで漁師たちを待ち受ける「買い子」の漁協職員。魚はここで値が決まり、一日を自由に泳いで暮らす。
県漁協佐賀関支店の取り扱う関あじ・関さばには、品質管理を保証する商標登録マークやブランド名のシールを貼付し、出荷される。
年季の入った「佐賀関漁協」の看板。一本釣りにこだわる漁師たちの気合が伝わってくる。
万全の品質管理
関ブランドの品質管理は、その先が徹底している。釣られた直後は興奮している魚も、いけすでゆったり。落ち着いて一日を過ごした後、浜の出荷場に送られる。ここで「活けじめ」。暴れると筋肉に隙間が出来、身割れが起きるので、頭をたたいて気絶させ、瞬時に脊髄を切断し、血抜きをする。
 ここまではまぁ普通だが、血抜き用のバケツに、滅菌海水シャーベット氷というものを入れるのだ。これが魚に満遍なく密着すると、急速冷却ができる。保冷効果も高い。海水だから、魚の色も変わらない。品質を劣化させることなく、箱詰め作業に移れる訳だ。もちろん、輸送も万
全。箱の中は5度Cというベストの状態を保ち、遠隔地まで届けられる。
 私たちが関あじ・関さばをうまい刺身として食べられるのは、こうした佐賀関の漁協の品質にこだわる熱意と工夫あってこそのこと。ブランドはダテではないのである。
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