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(左)ロンドンっ子のオアシス、ハイド・パークが真横にある。
(右)落ち着いた美しさに満ちた”ドーチェスター・スイット”。
英国精神に満ちたホテルで
ロンドン滞在を存分に楽しむ
Text Yukino Kano
アール・デコが美しいラグジュアリーホテル
ロンドンの滞在は、常に高揚感がつきまとう。
 コヴェント・ガーデンで、世界トップクラスのオペラとバレエ。イースト・エンドでミュージカルを見て、NYはブロードウェイのスタイルと品比べ。ナショナル・ギャラリーや、二つのテート美術館に大英博物館。ハイド・パークやリージェント・パークで目にしみるような緑を堪能しながらリスに餌をやり、初夏ならウィンブルドンまで足を伸ばして、テニスを楽しみながらイチゴ&生クリームに舌鼓。誂えの靴やシャツの仮縫いを終えて、夕暮れのパブで口を湿らすギネスビール……。
 ロンドンだからこそ楽しめる魅力はふんだんにあるが、滞在の魅力を一段と際立たせてくれるのが、極上のホテルだ。数多くのラグジュアリーホテルが立ち並ぶ中、ハイド・パークを一望するパーク・レーンに建つ「ザ・ドーチェスター」は、最高のロンドン滞在を約束してくれる。
 1913年にオープンした、ロンドンを代表するラグジュアリーホテル。アール・デコが美しく花開いた時期の内装を今なお残し、一度ホテルに足を踏み入れると、時代を超えた美が目の前に広がる。文豪サマセット・モームや、エリザベス・テイラーとリチャード・バートンなど銀幕のスターらに愛され、若きエリザベス女王が婚約を発表したのもこのホテルだった。ハイド・パークを見下ろすスイット・ルームが数多く用意されているが、舞台デコレータとして世界中に名を馳せたオリヴァー・メッセルが手がけたスイット・ルームはとりわけおすすめ。まるで、彼の舞台に立つような感覚に浸れる。
 まるで映画のワンシーンに紛れ込んだような華やかなホテルは、ガストロノミーも充実。5つのレストランとカフェ、そしてバーを擁している。
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