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(上)グラードの水路 (中)グラードの街並 (下)グラードのカフェ
4世紀に侵略を逃れたアクレイア人の一部は、アクレイアの北約15km、アドリア海に浮かぶグラードの島に村を築いた。外交と交易に長けたヴェネチアと違い、漁村となったグラードは、中世以降の興亡の歴史には忘れられてゆく。が、19世紀に一時オーストリア領となった際に、鉱泉も有したことからスパ・リゾートとして知られるようになった。後に遠浅の海と小島に恵まれた立地は夏の休暇地として人気となった。
 地の利の不便もあり、今も訪れるのはイタリア人のファミリーが大半だ。旧市街地には石畳の路地や中庭が設けられ、石組みの古い家が連なり、夜のカンテラの明かりで中世の雰囲気に。村の中心にあるマリーナは、瀟洒なカフェやブティックが点在し、南欧のリゾート風情が漂う。アクイレイアからグラードまではアドリア海を渡る長い橋が潟を北に横切っており、車で10分ほど、洋上を走るような感覚が楽しめるドライブだ。
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