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紺碧のアドリア海
古代都市の香りが残る
アドリア海の町アクレイア
Text Koko Shinoda
Photo Gianluca Baronchelli
ユネスコ世界遺産
アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカ
イタリア北東端、北にオーストリアと東にスロヴェニアの国境を接するフリウリ地方。
南部アドリア海に面したアクレイアの町は、紀元前1世紀にローマ殖民時代の都市として築かれた。北イタリアを北西に横切る街道が交わり、アドリア海の航路の要衝地であった。
このため交易が発展し、紀元1世紀には第二のローマと呼ばれるほどに繁栄した。アルプス東部が迫り、軍事的にも重要な位置づけにあった。
 紀元4世紀にキリスト教が公認されると、大司教座の聖堂がここに築かれた。アクレイアは初期キリスト教において大きな役割を果たし、政治的にも力をもった。だが、5世紀にフン族の侵略を受け、多くの人々がアドリア海の潟に逃れた。彼らが築いたのが、水の都、ヴェネチアだ。このため、アクレイアは「ヴェネチアの母」とも呼ばれている。ヴェネチアからここに来ると、ローマをルーツに持つ壮大な歴史のドラマが実感される。
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