世界の贅沢、NILEの贅沢

（左）最上質のラングスティヌをシンプルに表現した料理。
（右上）海とサン・マロをのぞむ素晴らしい眺望のレストラン。
（右下）部屋ごとにデザインが異なるチャーミングな内装。

とりわけ力を入れているのは、ガストロノミー。レストラン「プルクワパ」では、土地の食文化の魅力が詰まった、シンプルかつ洗練された料理を楽しめる。シェフはブルターニュ地方出身。ロカヴォール（地元食）を強く意識し、取引をする生産者はそのほとんどが半径25km以内の地元の人々。魚介類は、ホテルのすぐ下まで馴染みの漁師が船をつけ、獲れたての海の幸を届けてくれる。潮の満ち引きが激しいこの地の海岸は、見事なアワビやカキを始めとする貝類や甲殻類の宝庫。ラングスティヌやホタテなども、パリではめったに見られないほどの素晴らしい物が手に入る。すぐそばの農場で有機肥料で育てられた仔羊、地元でしか食べられない希少なチーズなども店の自慢。パンは近くの町の上質なブーランジュリーとのコラボレーションでホテル用のオリジナルを作ってもらい、バターは、ブルターニュ地方のみならずフランス中のトップレストランが愛用する、ジャン＝イヴ・ボーディエ製。朝食にはボーディエのヨーグルトも登場する。
　部屋でくつろぎ、スパやプールでリラックスし、土地の美味を満喫したら、ホテルが所有する船で、海に出かけてみよう。シークルーズを楽しみながら背後に遠ざかるディナールやサン・マロを眺めたり、シェフが用意してくれるランチボックスを手に沖に浮かぶ島でピクニックを楽しめる。海の達人と一緒に楽しむ、潮干狩り体験もアレンジできる。
　パリとは異なる、この土地ならではの魅力がぎっしり詰まった「カステルブラック」。ラグジュアリーとくつろぎ、美味に満ちた、忘れがたい滞在を約束してくれる。

●カステルブラック　　www.castelbrac.com/