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京野菜

1.京壬生菜
みず菜の変種。中京区壬生(みぶ)付近が発祥地。
芥子(からし)菜のような辛みが少し感じられ、独特の香味がある。
壬生菜の丸葉はみず菜の切れ葉とともにブランド商品として棚に並ぶ。

2.聖護院だいこん
文政年間(1818~30年)に、尾張の国から黒谷金戒光明寺に奉納された
長大根の種を譲り受けて聖護院で栽培され、
数年でできた短形のものを選抜して丸形の品種が育成された。

3.堀川ごぼう
420年ほど前、聚楽第のお堀にたまったゴミや有機物の中で育ったゴボウがルーツ。
1年以上かけて栽培するこのゴボウは、直径8㎝、長さ80㎝にも達する。
中は空洞。

4.九条ねぎ
栽培の歴史は約1300年。都の南、有機物に富んだ土壌が堆積した九条辺りで、
品質の良いネギが栽培されたことからこの名がついた。
近年は府内全域で栽培。葉が柔らかい。

5.金時にんじん
表面だけではなく中まで真っ赤。
肉質が柔らかく、甘みがあり、かす汁や正月のおせち料理など、
冬の料理の彩りには欠かせない。
間引き菜は葉も食べられて、あえ物に最適。

6.京みず菜
1800年ごろに切れ込みの深いものが選抜され、
現在の形状になったとされる。葉柄が細く白いのが特徴。
鯨肉とのハリハリ鍋を始めサラダ、浅漬けとしても人気。

7.えびいも
里芋の一種である唐の芋を用い、
特殊な土入れ作業を行って湾曲させた大きな子芋。
安永年間(1772~81年)に
京都市祇園平野家「いもぼう」の祖先が栽培したのが始まり。

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