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Aoyama Earth Diving
街をめぐる物語2
Photo Masahiro Goda
Text Nile’s NILE
いつの時代も、どんな分野でも、その先端をゆく街、青山。トレンドに敏感な人々が行き交うのも事実だが、いまだに驚くような広さがあり、緑が多い神苑(しんえん)があちこちに残っている。そこは豪族の居城だったり、大名家ゆかりの土地だったり……。
青山界隈(かいわい)をめぐりたくなる物語がそこにはある。
青山界隈のアースダイビングの起点としたいのは青山通り。丘陵地帯の尾根を縦走している通りということになる。もともと「青山」という地名は、この辺りに美濃郡上藩の青山家の屋敷があったことにちなむ。青山家宗家の初代、青山忠成は、徳川家康が江戸城に移封された1590(天正18)年に、江戸町奉行に任命され、江戸城の本丸と大手三門を警備していた甲賀百人武士である与力(甲賀組)や同心を預けられた。その時に、この辺りの土地を広く拝領し、自らの屋敷を建てたほか、下級武士の組屋敷を整備し、青山に住まわせたという。
(上)熊野神社 五十猛ノ命(いだけるのみこと)、大屋津姫ノ命(おおやつひめのみこと)、抓津姫ノ命(つまつひめのみこと)、伊弉冊ノ命(いざなみのみこと)を祀る青山の総鎮守。
(下)境内には大きな木が立ち並び、ゆったりと時間が流れている。とはいえ、若い女性やサラリーマンがひっきりなしに参拝に訪れ、地域に根付いている総鎮守であることを知る。
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