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菅野敬一氏(左)と田口和也氏。異端の道を進む二人が出会って、“心が通じるコラボレーション”になった。菅野氏の指には二つのヘリテージリングが。自分で身につけたいと思うだけあって、さすが似合っている。
感性が響き合う男のジュエリー
Photo TONY TANIUCHI
Text Mayumi Sakamoto
男が身につけるジュエリー「ヘリテージリング」。埼玉の小さな工場から生まれた「エアロコンセプト」と、ダイヤモンドのトータルカンパニー「カシケイ」のコラボレーションだ。異業種同士、どのようにして出会ったのか。当事者である二人から話を聞いた。
ハリウッドスターなど世界の著名人から高い評価を得るエアロコンセプト。このブランドを創った菅野敬一氏は知る人ぞ知る職人である。株式会社 柏圭(カシケイ)代表取締役社長の田口和也氏も以前からファンだった。
「新聞の記事で知ってカッコいい人だなと。代官山T‐SITEがオープンして間もない頃、エアロコンセプトの名刺入れを偶然見つけて即購入。自分用はもちろん、友人にもプレゼントしたりして、とにかく好きだったのです。これもまた偶然なのですが、当社の社員が菅野さんの知り合いと接点があって、お目にかかる機会に恵まれたのが最初の出会いです」。そこで、コラボレーションの話になったのかというとそうではなく、「仕事場にお邪魔するとそこは菅野さんの世界。そこにあるものすべてがカッコよくて、そこにいるだけで幸せだった」。ただし、自己紹介の意味を込めて、カシケイの主力商品であるブラウンダイヤモンドの裸石を持参した。
 その時のことを菅野氏はよく覚えている。「ダイヤモンドといえばエレガントなものというイメージがありましたが、原石を見たときに違うものを感じたのです。私は祖父の代から金属加工の職人なので、素材には敏感なのかもしれない。とにかくカッコいいなと思った」。何度も会っていくうちに、田口氏はエアロコンセプトの発想でジュエリーのケースを作ってみたいと考えた。
「最初はなかなか言い出せなかったのですが、バングルをお見せしてこれを入れるケースが欲しいとお伝えしました。お話ししていくうちに、バングルが飛行機の羽に乗っているような感じだったら面白いよねとおっしゃってくれて」と田口氏。「そうそう、話をしていくうちに気持ちが乗ってきて。田口さんの魔法にかかったような」と菅野氏がいたずらっぽく笑う。「でも、すごく自然なことだったと思う。私も人間なので、感じるものがあればどんどん作りたくなってくるのです」
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