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もう一つ、宮崎県産キャビアが旨いのは“熟成"させているからだ。香り高い独特の味わいを持つヨーロッパのキャビアのように、「深く眠らせる」という伝統的な熟成方法をとっている。取り出したばかりのフレッシュなキャビアには、岩塩だけでごく薄く味を付けて、最もおいしくなったところで熟成をストップ。そうすることで、キャビア独特の香り、濃厚でクリーミーな味わいの“熟成キャビア"を作ることに成功した。これが「MIYAZAKI CAVIAR 1983」なのである。多くの輸入キャビアのように保存期間を長く保つために「低温殺菌」や「高塩分処理」をすると大きく味に影響してしまうが、宮崎産キャビアなら「キャビア本来の味」をそのまま楽しめるという。
 現在、宮崎県ではシロチョウザメの稚魚の安定供給はできるものの、稚魚から採卵できるようになるまでには早くても8年かかることもあり、まだまだ生産量が限られている。とはいえ、これまでの研究・開発は成果を上げており、着実に生産量は増えているという。2014 年は 3 月に「MIYAZAKICAVIAR 1983 Printemps Collection」が限定発売される。「世界に通用するジャパンキャビア」が大量生産されて、私たちの口にも入る日は、そう遠くないようだ。

宮崎キャビア事業協同組合 
TEL0985-86-8686 caviar.or.jp
今年は 3 月に「MIYAZAKI CAVIAR 1983 Printemps Collection」を限定発売(12g 7,000 円)。ホワイトデーの贈り物にも最適だ。
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