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(左)背景作品《生命は限りもなく、宇宙に燃え上って行く時》(部分)2014年(上)《南瓜》2007年 フォーエバー現代美術館蔵(下)会場風景(第Ⅰ部「21世紀の草間彌生」)
草間彌生
わが永遠の魂
集大成となる展覧会が国立新美術館で開催中
世界を舞台に活躍する前衛芸術家、草間彌生。1950年代後半に単身ニューヨークに渡って以降、広範な活動を展開してきた。デビュー以来一貫して時代の最先端を走り続け、その創作意欲は今もなお加速している。2016年、「世界で最も影響力のある100人」に日本人で唯一選ばれ、「世界で最も人気のあるアーティスト」にも選出されるなど、世界屈指の実力と知名度を誇る。近年では欧米、中南米、アジア、そして日本など世界各地で大規模な個展を次々と成功させており、今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではない。
 今回の展覧会では、タイトルにもなっている大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に据え、一挙約130点を日本初公開。これまでの展覧会と大きく異なっているのは、全体が大きく二分されている点である。2000年以降の近作を中心とする第Ⅰ部と、それまでの60年近い草間の歩みを紹介する第Ⅱ部から成り、いわば近作展と回顧展があわさったような構成だ。
 実際の空間としては、中心に第Ⅰ部、その周りを第Ⅱ部が取り囲む形になっている。観客の順路は、中央の第Ⅰ部「わが永遠の魂」から始まり、続いて第Ⅱ部の過去の作品をほぼ時系列に見たのちに、再び「わが永遠の魂」の展示室に戻ってきて終わる。
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