現代アートを、多面的に切り取る
タカ・イシイギャラリー
タカ・イシイギャラリー
complex665の3階に位置する、タカ・イシイギャラリー。1994年に開廊し、日本を代表する多くの写真家の作品を扱うことで知られている。また、写真家のみならず、画家からパフォーマンス・アーティストにまで目を配り、国内外のさまざまな気鋭の作家を紹介することでも注目を集めている。
新オープンにあたって内装とデザインを手掛けたのは、ブロードビーン(次ページ)。デザインにあたってブロードビーンに伝えたイメージは、「あまりデザインしなくていい。がらんとした普通の空間」というもの。その「普通の」という感覚を共有するブロードビーンにより、徹底的に主張を排した、それでいて細部まで作り込んでシンプルを貫いた空間ができあがった。
2016年10月から11月に開催されたタカ・イシイギャラリーのオープニングの展示は、同ギャラリーが扱う国内外の作家の新作を一堂に会したもの。参加した20名のアーティストには荒木経惟(のぶよし)や森山大道(だいどう)といった日本写真界の巨匠もいれば、五木田智央(ごきたともお) のような今もっとも勢いのある画家もいる。さらにLAを拠点に彫刻、絵画、映像で力強い表現を続けるスターリング・ルビーや、ニューヨークを拠点とする荒川医(えい)のような若手パフォーマンス・アーティストもいるという具合。ギャラリーの多面性を反映した、迫力ある展示を実現した。今後も一人の作家にフォーカスする展示、グループ展を織り交ぜて展開していく予定だ。
新オープンにあたって内装とデザインを手掛けたのは、ブロードビーン(次ページ)。デザインにあたってブロードビーンに伝えたイメージは、「あまりデザインしなくていい。がらんとした普通の空間」というもの。その「普通の」という感覚を共有するブロードビーンにより、徹底的に主張を排した、それでいて細部まで作り込んでシンプルを貫いた空間ができあがった。
2016年10月から11月に開催されたタカ・イシイギャラリーのオープニングの展示は、同ギャラリーが扱う国内外の作家の新作を一堂に会したもの。参加した20名のアーティストには荒木経惟(のぶよし)や森山大道(だいどう)といった日本写真界の巨匠もいれば、五木田智央(ごきたともお) のような今もっとも勢いのある画家もいる。さらにLAを拠点に彫刻、絵画、映像で力強い表現を続けるスターリング・ルビーや、ニューヨークを拠点とする荒川医(えい)のような若手パフォーマンス・アーティストもいるという具合。ギャラリーの多面性を反映した、迫力ある展示を実現した。今後も一人の作家にフォーカスする展示、グループ展を織り交ぜて展開していく予定だ。

(左)2016年11月26日〜12月24日に開催されていた、鈴木理策「Mirror Portrait」の一場面。マジックミラー越しに、人物を撮影した作品群。人が鏡の前、かつカメラの前で見せる表情をとらえた。
(右)今回紹介した場所の他、六本木AXISビルに写真に特化したギャラリーも構える石井孝之氏。complex665は、国際的に活躍するアーティストの展示を海外と時差なく見ることのできる場所とする。
●タカ・イシイギャラリー TEL03-6434-7010 takaishiigallery.com
(右)今回紹介した場所の他、六本木AXISビルに写真に特化したギャラリーも構える石井孝之氏。complex665は、国際的に活躍するアーティストの展示を海外と時差なく見ることのできる場所とする。
●タカ・イシイギャラリー TEL03-6434-7010 takaishiigallery.com