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(左上から)戦災からの復興、旧東ドイツ政府によるGUBへの統合、ベルリンの壁崩壊後の民営化など、歴史を見つめてきた旧社屋。 / ドイツ時計の“聖地”として知られるザクセン州グラスヒュッテ。そのランドマークというべき古いカテドラル。 / 組み立て作業は、熟練技術者が行う他、若手技術者の育成もしている。なお工場ではVIP顧客や小売店などの見学を受け付けている。 / 軸受けのルビーをゴールドシャトンと呼ばれるリングに収め、青焼きしたビスで留める。伝統の技法が、固く守られている。 / アルフレッド・ヘルヴィグ時計学校も運営し、後進の育成、グラスヒュッテの伝統の継承にも責任を持って取り組んでいる。 / 旧社屋を2002年に一大リノベーションし、さらに2012年に拡張工事をした新社屋。明るくモダンな設計で、近代的な設備が整う。
20世紀に入る頃には、ドイツを代表する時計産業の地に成長したグラスヒュッテだったが、20世紀前半には世界恐慌による苦難の時代を経験。また第2次世界大戦では壊滅的な戦禍を被ったばかりか、戦後旧東ドイツの政治体制下で、この地のすべての時計工房がグラスヒュッテ・ウーレンベトリーブ(通称GUB)という国営企業に統合されてしまう。しかしこの時期も、世界の時計市場から孤立しながらも100%自給自足で時計製造を続け、その技術力は継承されていく。
 東西ドイツ統合が実現した1990年にGUBは民営化され、グラスヒュッテ・オリジナルというブランド名の下に新たなスタートを切る。すなわち、グラスヒュッテ・オリジナルは、1845年のF.A.ランゲの工房開設以来の伝統を、途切れることなく今日に伝える真の継承者といえる。グラスヒュッテ・オリジナルは、2000年以降、スウォッチグループの一員となり、生産体制をより確固たるものにし、今日に至っている。同グループの創始者である故ニコラス・G・ハイエック氏は同ブランドが170年間にどんな苦難があっても、卓越した時計製作をやめなかったことを称賛した。
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