





1.Le Montrachet Grand Cru 1999 Domaine Gagnard-Delagrange
菊地がブルゴーニュのお父さんと慕う造り手の最後のヴィンテージの最後の1本。「今は代替わりし娘さんががんばってます」
2.Batard Montrachet Grand Cru 1999 Domaine J.M.Boillot
ワイナリーはボーヌに近く、菊地が足繁く通った造り手の一人。「マッチョだけど優しい人。ねっとり、コクのある白ワインです」
3.Chablis Grand Cru 1996 Domaine Francois Raveneau
ラヴノーは無口で“堅物”。「ワインは繊細で緻密。まだ行ったのは2回だけですが、来日するとうちの
店にも顔を出してくれます」
4.Romanee-Conti 2010 Domaine dela Romanee-Conti
訪問は2、3年に1回と限定されているそう。「でも毎年、畑の前で記念撮影してます。その風景の中にいるだけで幸せなんですよ」
5.Musigny Grand Cru 1999 Domaine G.Roumier
ブルゴーニュファンなら一度は飲んでみたいワイン。「エレガントで繊細で。これを何本か持っているのは、僕の自慢です」
6.Vosne-Romanee Premier Cru 1999 Domaine Meo-Camuzet
20年ほど前にブレーク。「最初はキザで嫌みな人だなと思ったけど、次第に彼の美学が見えてきました。ワインはすばらしい」
菊地がブルゴーニュのお父さんと慕う造り手の最後のヴィンテージの最後の1本。「今は代替わりし娘さんががんばってます」
2.Batard Montrachet Grand Cru 1999 Domaine J.M.Boillot
ワイナリーはボーヌに近く、菊地が足繁く通った造り手の一人。「マッチョだけど優しい人。ねっとり、コクのある白ワインです」
3.Chablis Grand Cru 1996 Domaine Francois Raveneau
ラヴノーは無口で“堅物”。「ワインは繊細で緻密。まだ行ったのは2回だけですが、来日するとうちの
店にも顔を出してくれます」
4.Romanee-Conti 2010 Domaine dela Romanee-Conti
訪問は2、3年に1回と限定されているそう。「でも毎年、畑の前で記念撮影してます。その風景の中にいるだけで幸せなんですよ」
5.Musigny Grand Cru 1999 Domaine G.Roumier
ブルゴーニュファンなら一度は飲んでみたいワイン。「エレガントで繊細で。これを何本か持っているのは、僕の自慢です」
6.Vosne-Romanee Premier Cru 1999 Domaine Meo-Camuzet
20年ほど前にブレーク。「最初はキザで嫌みな人だなと思ったけど、次第に彼の美学が見えてきました。ワインはすばらしい」
毎年1度のブルゴーニュ詣で
今回、菊地が紹介する10本のワインは、どれも彼がよく知る造り手たちのもの。毎年ワイナリーに通い、彼らと親しく交わる中で直接分けてもらっている。菊地はブルゴーニュではちょっとした有名人なのだ。「モンラッシェの名手で知られたガニャール・ドラグランジュさんは、僕のブルゴーニュのお父さん。行くと、いつも一緒にご飯を食べましたね。2009年に亡くなりましたが、面会謝絶の病室に入れてもらって、最後のお別れができました。
あと、アンヌ・グロさんは、フランスでの初恋の人です。すごくきれいで、でも元気で『いいなー』って一目ぼれ。後で3人もお子さんがいると聞いて、遅かったとガックリでしたけど。もちろんワインはすばらしく、『同い年の29歳でこんなにすばらしいワインを造るなんて。雲の上の人だなぁ』とも思っていました。今では互いの家を行き来するくらいの仲良しです。
でも中には、なかなか会ってもらえなかった方もいます。例えばコシュ・デュリさん。ボーヌで働いていた頃から何回もしつこく電話してやっと入り込めました。それから毎年欠かさず通って、分けてもらえる本数が少しずつ増えました。今は多い年は24本くらいかな。彼が9月はブドウ摘みで忙しいというで、“ブルゴーニュ詣で"を7月に変えたくらい、彼のワインにぞっこんです」
菊地は「ブルゴーニュ通いを1年でも切らしたら、次はない」と思い、毎年、同じ10軒ほどのワイナリーを訪問している。新しい所を1、2軒入れながら。その前に1週間ほど、パリの名店で料理の研修をすることも怠らない。「人も空気も景色もすばらしい。ブルゴーニュには他にはない出会いがあり、毎回新しい発見もあれば、懐かしい思いもある」と言う菊地。彼の万人を吸引するような人懐っこい笑顔の底には、ブルゴーニュへの愛が流れていると思えた。
今回、菊地が紹介する10本のワインは、どれも彼がよく知る造り手たちのもの。毎年ワイナリーに通い、彼らと親しく交わる中で直接分けてもらっている。菊地はブルゴーニュではちょっとした有名人なのだ。「モンラッシェの名手で知られたガニャール・ドラグランジュさんは、僕のブルゴーニュのお父さん。行くと、いつも一緒にご飯を食べましたね。2009年に亡くなりましたが、面会謝絶の病室に入れてもらって、最後のお別れができました。
あと、アンヌ・グロさんは、フランスでの初恋の人です。すごくきれいで、でも元気で『いいなー』って一目ぼれ。後で3人もお子さんがいると聞いて、遅かったとガックリでしたけど。もちろんワインはすばらしく、『同い年の29歳でこんなにすばらしいワインを造るなんて。雲の上の人だなぁ』とも思っていました。今では互いの家を行き来するくらいの仲良しです。
でも中には、なかなか会ってもらえなかった方もいます。例えばコシュ・デュリさん。ボーヌで働いていた頃から何回もしつこく電話してやっと入り込めました。それから毎年欠かさず通って、分けてもらえる本数が少しずつ増えました。今は多い年は24本くらいかな。彼が9月はブドウ摘みで忙しいというで、“ブルゴーニュ詣で"を7月に変えたくらい、彼のワインにぞっこんです」
菊地は「ブルゴーニュ通いを1年でも切らしたら、次はない」と思い、毎年、同じ10軒ほどのワイナリーを訪問している。新しい所を1、2軒入れながら。その前に1週間ほど、パリの名店で料理の研修をすることも怠らない。「人も空気も景色もすばらしい。ブルゴーニュには他にはない出会いがあり、毎回新しい発見もあれば、懐かしい思いもある」と言う菊地。彼の万人を吸引するような人懐っこい笑顔の底には、ブルゴーニュへの愛が流れていると思えた。