WEB-NILE - 知的好奇心をもつ富裕層のためのポータルサイト

PAGE...1|2|3|4|5|6|7 →

ニーウォーカーは世界随一の“樽保有者”。シグネチャーブレンドに使われる原酒は、ピラミッドの頂点に位置する希少性の高いもののみだ。代々伝えられてきたブレンディング技術によって、強烈な個性がぶつかり合いながら融合する深い味わいが創出される。

（左）Current Master Blender
Jim Beveridge
6代目マスターブレンダー、ジム・ビバレッジは、世界が認める希代のブレンダー。シグネチャーブレンドはそのジム本人のブレンディングによって誕生する。

ジョニーウォーカー
唯一無二のウイスキーの旅へ

Text Junko Chiba

原点回帰――創業当初、上顧客向けに特別なビスポーク・ブレンドを提供していたジョニーウォーカーが、その“究極のラグジュアリー”を現代によみがえらせた。
「あなたの好みにベストフィットする、あなたのためだけのシグネチャーブレンド」。希代のマスターブレンダー、ジム・ビバレッジとともに、唯一無二のウイスキーを求める旅に出かけよう。

スコットランドの隅々から選び抜かれた36種の原酒たち。その脇に立つジム・ビバレッジは、さながら“スーツを着た科学者"のよう。沈思黙考しながら1本、2本と選んだ原酒を、真剣なまなざしとともにメスシリンダーへ、フラスコへと注いでいく。シグネチャーブレンドに挑む彼の気迫には圧倒される思いだ。
　やがて、今回のブレンディングの舞台となった英国大使館の一室が、ジョニーウォーカーに受け継がれてきた「ウイスキーブレンディング」という芸術の芳香に満たされていく。その香りに酔いつつ、まずはジョニーウォーカーの「ブレンダーの血脈」を追う。