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(上)1930年代に、別注で製作されたと推察される懐中時計。1910年代に作られたワンプッシュクロノグラフ ムーブメント(Cal.19’’’)を搭載。円環と放射状を組み合わせた意匠のセクターダイヤルには、レイルウェイトラックやパルスメーターが刻まれ、見事な仕上がり。「パテック フィリップ ワンプッシュクロノグラフ セクターダイヤル懐中時計」手巻き、ケース径50㎜、YGケース、6,480,000円。
(下)1952年製のモデル。中央がくびれた“フレアード”と呼ばれる、3D感に富んだ流麗なフォルムを特徴とする。全く磨きのかかっていない当時の状態で、ベルトまでそのまま残された一本。ケースバックに、何らかの記念に贈られた品であることを示すエングレーブがある。Cal.9-90を搭載。「パテック フィリップ Ref.1593」手巻き、サイズ32×21㎜、YGケース×レザーストラップ、7,560,000円。
中でも、トロピカルと呼ばれる陶製文字盤のRef.2526に、磯貝氏は心を奪われたと言う。
「トロピカル文字盤ならではの味わい深さや、名機と言われる自動巻きCal.12-600の仕上げもほれぼれします。トロピカルは1950年代に約2700本が作られましたが、シェルマンでは200本以上を取り扱っております。おそらく世界一だと思います」
 これだけでなく、シェルマンには、スペシャリストならではの目線で買い付けたパテック フィリップの逸品がそろう。ここには、「トロピカル」のオリジナルブレスレットタイプと、「世界で最も美しい時計」と称賛された“フレアード"と呼ばれるモデル、1910年代製のムーブメントによる、ワンプッシュクロノグラフ懐中時計を紹介している。
「現在の高級時計は、ショーウィンドー映えするインパクトはありますが、アンティークの良品はシンプルでサイズが小さくても、バランスがよく、手にのせたときの存在感やなじみ方が違います。ルーペで見れば、仕上げの違いも一目瞭然。これだけのクオリティーは、もう作れません」
 良質なオールドパテックは、数が限られているゆえ、価格も上昇傾向にあり資産価値も高い。しかしそれ以上に、一生付き合える、愛着の湧く時計は人生を豊かにする。シェルマン 銀座店で、そんな一本と出会ってはいかがだろう。

●シェルマン 銀座店 TEL03-5568-1234
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