妖精たちがすむ楽園
色とりどりの建物がかわいらしく立ち並ぶ港町、キンセール。アイルランド第2の都市、コークの南に位置する。クルマで約1時間という距離だ。ここキンセールは、アイルランドの中でも知られた港町で、カラフルな家や、絵画のようなハーバーがあり、おとぎ話に出てくるような美しさだ。そう思わせるのは、どこの町でも、パステル調の建物や、古い教会が目につくからだろうか。そして辺りには、入り組んだ海岸線、深い森、田園風景、牧草地とさまざまな風景が広がる。だからキンセールを始め、アイルランドの町は、まるで印象派の絵のように穏やかで柔らかな印象なのであろう。
緑にあふれる大地の森に足を踏み入れると、妖精に出会えるという。敷き詰められた緑のじゅうたんのような苔が地面をおおう森の中を歩けば、現実とは異なる、おとぎ話の世界に迷い込んでしまった気分にさえなる。そして、苔のじゅうたんの上を軽やかにはねる、妖精に出会えるのではないかと本気で思えるから不思議だ。ただし、森から現れるアイルランドの妖精は、かなり個性的だ。例えば酒蔵に忍び込んで酒盛りをするクルーラコーン、娘たちに言い寄るガンコナーと、決してかわいらしいものではない。
緑にあふれる大地の森に足を踏み入れると、妖精に出会えるという。敷き詰められた緑のじゅうたんのような苔が地面をおおう森の中を歩けば、現実とは異なる、おとぎ話の世界に迷い込んでしまった気分にさえなる。そして、苔のじゅうたんの上を軽やかにはねる、妖精に出会えるのではないかと本気で思えるから不思議だ。ただし、森から現れるアイルランドの妖精は、かなり個性的だ。例えば酒蔵に忍び込んで酒盛りをするクルーラコーン、娘たちに言い寄るガンコナーと、決してかわいらしいものではない。

キンセールの外れにあった小さな港。色とりどりの家々がかわいらしく、アイルランドらしい風景だ。