
春日神鹿御正体 重文 細見美術館
■開催概要
展覧会名:2016年春季特別展「かざり ― 信仰と祭りのエネルギー」
開催期間:3月1日(火)~ 5月15日(日)
会館時間:10:00~17:00(最終入館16:00)
休館日:毎週月曜日 ※ただし、3月21日(月)は開館、22日(火)は休館
場所:MIHO MUSEUM (滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300)
料金:一般1,100円
■開催概要
展覧会名:2016年春季特別展「かざり ― 信仰と祭りのエネルギー」
開催期間:3月1日(火)~ 5月15日(日)
会館時間:10:00~17:00(最終入館16:00)
休館日:毎週月曜日 ※ただし、3月21日(月)は開館、22日(火)は休館
場所:MIHO MUSEUM (滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300)
料金:一般1,100円
宗教に見られる“飾り”の役割
金・銀・宝石で飾られた仏教の世界。金銅の光輝く仏像や法具のさまざま、法会の場での僧の法衣などは荘厳とされる。金箔や銀箔で仏やその世界をイメージし再現することで、より信者に理想の世界を確信させるためだったといわれる。
春日神鹿御正体(重要文化財、細見美術館、展示期間3月1日~3月27日)は、春日大社の使いである鹿をかたどった金銅製の作品。白い雲の上に立ち、鞍に立てた榊には春日の本地仏5体が線刻されている。春日大社の祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、常陸国鹿島から春日へと影向(ようごう)したとの伝承に基づく。鹿の背に銅・鋳造、鍍金の榊を立て、月をイメージした大きな鏡板があり、その鏡面には五個の小円相、内側に鍍金が施されている。鹿が飛来したことを示す雲は木製彩色、鹿本体は飾馬に見立てた装飾馬具をつけ、一体で銅・鋳造と彫金、鋳金仕上げにて制作。別鋳の角は非常に写実的に表現され、鎌倉時代に表れた装飾性の流れが南北朝に一層進んだことをよく示している。
他にも滋賀県の水口曳山祭.大津祭、長浜曳山祭を彩る華麗な曳山懸装品や、大津市の日吉大社山王祭の活気を写す祭礼図(展示期間4月26日~5月15日)など、神仏への信仰に根ざした「かざり」の世界を楽しもう。
●MIHO MUSEUM TEL0748-82-3411 miho.jp
春日神鹿御正体(重要文化財、細見美術館、展示期間3月1日~3月27日)は、春日大社の使いである鹿をかたどった金銅製の作品。白い雲の上に立ち、鞍に立てた榊には春日の本地仏5体が線刻されている。春日大社の祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、常陸国鹿島から春日へと影向(ようごう)したとの伝承に基づく。鹿の背に銅・鋳造、鍍金の榊を立て、月をイメージした大きな鏡板があり、その鏡面には五個の小円相、内側に鍍金が施されている。鹿が飛来したことを示す雲は木製彩色、鹿本体は飾馬に見立てた装飾馬具をつけ、一体で銅・鋳造と彫金、鋳金仕上げにて制作。別鋳の角は非常に写実的に表現され、鎌倉時代に表れた装飾性の流れが南北朝に一層進んだことをよく示している。
他にも滋賀県の水口曳山祭.大津祭、長浜曳山祭を彩る華麗な曳山懸装品や、大津市の日吉大社山王祭の活気を写す祭礼図(展示期間4月26日~5月15日)など、神仏への信仰に根ざした「かざり」の世界を楽しもう。
●MIHO MUSEUM TEL0748-82-3411 miho.jp