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シャトー青山第一
人気ファッションブランドのモダンな造りのショップが立ち並ぶ中に、1968年築のレトロな外観のシャトー青山第一が当時の姿のままある。
さまざまな要因が絡み合い、青山・表参道の土地の価値がつくられてきたが、その価値が発する魅力が、街のコンテンツであり、そのコンテンツがあるからこそ、人々を魅了し、街としての新陳代謝がなされる。
 「これからの街づくりは、ただ箱モノをつくるのではなく、コンテンツ勝負。青山・表参道は、今のコンテンツがある限り、この価値を持ち続けるだろう」と牧野氏は展望する。
 マンションは区分所有建物。つまり老朽化していく建物に複数の所有権が存在している。建物の老朽化を防ぐためには多くの修繕費を払い続ける必要があるわけだが、古いマンションでも一定の価値を保ったビンテージマンションとなるためには、この修繕費をきちんと賄える環境にあることが前提となる。
 「もともと、青山・表参道エリアにあるマンションに住んでいるのは富裕層が多い。そういった人々は、必要な修繕費をきちんと支払えるので、建物をきれいなまま保つことができます。人間にたとえると美しく老いるというイメージでしょうか」と牧野氏。
 また、ここでも新陳代謝が必要だという。青山のように土地としての価値があり、かつ建物としての価値も修繕により比較的維持されたマンションであれば、売却をしたり賃貸に回したりすることもできる。投資マネーも含めてマンションにおカネが注がれていくことで価格が維持されるのだという。
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