

(上)1931年当時は地上3階地下1階で地下には井戸があった。まだ、青山通り拡張前のため、建物は削られていない。(左)1967年の吉田茂首相国葬の日の様子。壁画は谷内六郎氏の初代の黄色い背景の赤い風船の絵。1975に現在の絵に。
創業125年の歴史
青山・表参道の歴史を語るにあたり、欠かすことのできない存在が表参道交差点の一等地に立つ創業125年の「山陽堂書店」。ノスタルジーを感じさせる青い唐傘を差した子供の壁画が有名なこの書店は、明治神宮よりも歴史が古く、第2次世界大戦、東京オリンピック、バブル景気をこの地で経験し、青山・表参道の移り変わりを見つめてきた。
「私は中学2年生の頃からここで店番をしていますが、客層もここから見える風景も随分変わりました」と当時を懐かしむように話すのは4代目店主の遠山秀子氏。
「私は中学2年生の頃からここで店番をしていますが、客層もここから見える風景も随分変わりました」と当時を懐かしむように話すのは4代目店主の遠山秀子氏。