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 幕末に活躍した人気浮世絵師、歌川国芳と歌川国貞。当時も活気のあった江戸で、ほぼ同じ時代に、同じ歌川派に属した絵師であるが、「武者絵」の国芳、「役者絵・美人画」の国貞と言われるように、二人の画風にはそれぞれの特長が際立つ。
 そんな二人の作品を見ることができる展覧会「俺たちの国芳 わたしの国貞」が2016年3月19日~6月5日に、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催される。世界有数の浮世絵コレクションを誇るボストン美術館より、1万4千枚超の中からよりすぐりの国芳・国貞作品170件(約350枚)が出展される。両作家のこれだけの作品数を出展するのは1876年の開館以来初めて。歌川一門の中でもしのぎを削った兄弟弟子である二人の競演を見ることのできるまたとない機会だ。
「踊形容楽屋之図(おどりけいようがくやのず) 踊形容新開之の図(おどりけいようにかいいりのず)」
歌川国貞 安政3(1856)年 大判錦絵六枚続 70.9╳75.7㎝
William Sturgis Bigelow Collection, 11.28578-80 & 11.28581-3
Photograph ⓒ 2015 Museum of Fine Arts, Boston
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