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(右)Tadao Ando
Conference Pavilion(1993)
周囲との共存をテーマに建てられたカンファレンスパビリオンは、安藤忠雄初の海外作品。地階を設けることで、開放的な空間を演出している。
再建で変貌する工場
1934年、スイスで創業したヴィトラ社。当時は店舗什器の製造販売メーカーだったが、創業者のヴィリ・フェールバウムがアメリカでチャールズ&レイ・イームズと出会い、ヨーロッパでの製造販売権を獲得すると、57年から家具の生産を開始。これを機に、その後は著名な建築家やデザイナーと数多くの名作を世に送り出し、他の家具メーカーとは一線を画す地位を確立する。
 ヴィトラキャンパスは、このヴィトラ社の工場敷地。81年に火災が発生するまでは、ごく普通の工場として使用されていたが、火災で焼失した工場の再建をきっかけに、次々と有名建築家や新進建築家による建物が建てられた。再建を計画したのは、創業者の息子で当時社長を務めていたロルフ・フェールバウム。早急な再建を必要とする建物は、ニコラス・グリムショーが工期短縮のためプレハブを使用して設計。81年と86年に工場およびオフィスとして2棟が竣工する。
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