世界の贅沢、NILEの贅沢

「リサイタル 22 グランドリサイタル」手巻き、ケース径46.3㎜、RGケース×アリゲーターストラップ、世界限定60本、65,880,000円。

ボヴェの天体3部作完成

詩的な物語を表現した独創的な最新作

ボヴェが2年かけて完成させた新作「リサイタル 22 グランドリサイタル」を発表。時計業界に衝撃を与えた2016年の「リサイタル 18 シューティングスター」、2017年の「リサイタル 20 アステリウム」に続く天体を表現した独創的な時計だ。太陽、地球、月という三つの天体を詩的な物語として形成する三部作が完成した。
　今回の新作は“テルリウム・オーラリー（太陽系儀）"がコンセプト。6時位置の太陽がフライング・トゥールビヨン、12時位置の地球が時針、そして地球のまわりを回る月がムーンフェイズの役割を果たす。表面からも裏面からも見ることができるトゥールビヨンは、チタニウム製ブリッジとなる5本のアームが特徴。太陽光を彷彿とさせる立体的なデザインが見る者を引き付け、職人によるハンドポリッシュが美しい輝きを放つ。24時間で反時計回りに1回転する地球は、表面をエングレーブした後、緻密なハンドペイントにより、海、山、砂漠、森を表現。そこには空に浮かぶ雲や気流まで描かれ、まるで宇宙から地球を観測しているかのよう。この半球上の世界地図の方位は、オーナーのリクエストを受けてからカスタマイズすることができる。また地球の衛星である月は、122年に1日分の誤差が生じる程度という非常に高精度なムーンフェイズだ。
　一方で、複雑な表面とは異なり、背面はシンプルなデザインが印象的。そこに配置されているのは、新作のために設計および開発された永久カレンダー機構で、特許を取得した両面表示のレトログラード式日付表示を含む革新的な機能が備わっている。
　ボヴェの真価が十分に発揮された天体3部作。最新作の「リサイタル 22 グランドリサイタル」は、このシリーズを完成させるのにふさわしい一本だろう。

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