


(上)メリケンパーク 俯瞰。(左下)日本で唯一、ホテルの公式灯台。(右下)明治時代の旧オリエンタル・ホテル。
ドラマチックな神戸の歴史と共に、オリエンタル・ホテル
1870年、日本初の西洋ホテルとして外国人居留地に開業した、旧オリエンタル・ホテルは神戸の歴史と共にドラマチックな運命を歩んだ。当初はオランダ人事業家によって開業、数人のオーナーの手に渡り、4回の移転を経ている。1907年にメリケン波止場に近い海岸通りに移り、そのレストランの料理が高く評価された。これが、神戸ビーフの伝説を世界に広めるきっかけともなったようだ。が、神戸大空襲で破壊され、1964年にモダンな外観で世界初の灯台を備えたホテルとして再開した。
そして、1995年、阪神大震災で大きな被害を受けたメリケン波止場と共に旧オリエンタル・ホテルも被災し、休業を余儀なくされる。一方、メリケン波止場のあるメリケンパークの突端に建設中であった姉妹ホテル、神戸メリケンパーク オリエンタル・ホテルは強固な構造で地震に持ちこたえた。そして、神戸再建の希望を担いながら同年に開業、旧オリエンタル・ホテルの灯台と共にその歴史を託されたのだ。
そして、1995年、阪神大震災で大きな被害を受けたメリケン波止場と共に旧オリエンタル・ホテルも被災し、休業を余儀なくされる。一方、メリケン波止場のあるメリケンパークの突端に建設中であった姉妹ホテル、神戸メリケンパーク オリエンタル・ホテルは強固な構造で地震に持ちこたえた。そして、神戸再建の希望を担いながら同年に開業、旧オリエンタル・ホテルの灯台と共にその歴史を託されたのだ。