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カウンターとキャビネットの扉を同じデザインとしながら異なる木を使用するなど、微妙なニュアンスの違いを楽しめる。
美しい
家具のようなキッチン
Photo Satoru Seki
Text Ichiko Minatoya
今までのキッチンは作業場だった。
だがリビングダイニングと連続するキッチンは、もはやくつろぎの空間の一部である。
そう、キッチンにも、もっとインテリアとしての美しさを求めるべきなのだ。
一昔前、キッチンは独立した空間であり、来客、いや家族のだんらんからさえも切り離されたスペースだった。だがライフスタイルの変化に伴い、カウンターキッチンが当たり前となり、さらにアイランドキッチンが普及。キッチンはリビングダイニングとつながるオープンスペースとして、常に人目にさらされることとなった。
 これまでは、キャビネットもラックも、一目でキッチン用だと分かるデザインでも別に困らなかった。しかしリビングダイニングと一体化した空間に置くことを考えたとき、果たしてそれでよいのだろうか。キッチンは、住まいの中で最も大きな家具が並ぶ空間だということを、もっと考える必要がある。そこは、作業場然とした空間ではなく、リビングダイニングの雰囲気にふさわしい、インテリアに調和する美しい空間ではないだろうか。
 北米ワシントン州のキャビネットメーカーであるデウィルズが提案するのは、家具のような美しいキッチンキャビネット。デウィルズは、アメリカらしいデザインと技術を受け継ぐマイスターの手によって、機能性と美しさを兼ね備えた商品を生み出すことで知られ、長く多くの人に愛されている。
 アメリカ製といえば「大きい」「質実剛健」が特徴。キッチンにおいて大きさは収納力、シンプルさは掃除のしやすさ、丈夫さは長くきれいに保つための必須条件となる。それをメープルやチェリーなどの天然木を使用することで、美しく優雅に演出し、高級な家具のように仕上げるのが、デウィルズである。
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