
店舗にはオーダーサロンが設けられ、靴職人や鞄職人が作業をする。また、店内の白壁のスペースには、常に現代アートが飾られるなど、ここからさまざまな情報を発信していく。

ラグジュアリー&アルチザン≪GINZA SIX≫
Text Rie Nakajima
WORLD FOOTWEAR GALLERY
あなたの履いているその靴は、どれだけ精神が宿っているだろうか。
GINZA SIXの5階にオープンした「ワールド フットウェア ギャラリー(WFG)」は、単なる“靴屋"ではない。生きるという、意志をもって移動するためのモノとして、他にはない、“一生を共に歩む靴"を世界中から探し求めている。とりわけ、“日本人が知らないようなもの"を、これまでも紹介してきた。
そのWFGのGINZA SIXの店舗では、「ラグジュアリー&アルチザン」をキャッチフレーズに、日本初上陸やここでしか買えない最高級品をそろえる。
中でも注目したいのが、昨年イタリア・ミラノで第1号店をオープンさせたドレスシューズブランドのAlmini(アルミニ)だ。このアルミニを、ミラノ以外で唯一、GINZA SIX店が取り扱う。WFGの社長、深田惠一氏によると「日本はおろか、世界でもほとんど知られていないブランドだ」という。
1921年に創業したアルミニは、これまで子どもの靴やサッカーシューズを、1980年代からはUAEで人気のラグジュアリーサンダルをオーダーメードしてきた歴史を持つ。そのアルミニが満を持して独自のブランドを立ち上げるのに目指したのは、究極のエレガンスと履き心地の良さの実現だ。
そして試行錯誤した後、彼らがたどり着いたのは、「アルミニメソッド」と呼ぶ製法である。これは成形したアッパー(靴の甲部分)の裏側を表にした状態で、ソールの断面と縫いつけて、ひっくり返すというもの。ソールの断面を縫う技術は、熟練の職人たちが今までのサンダル作りで培ったものを生かした。これにより、外側から縫い目がえないうえ、さらに内側の足が当たる部分にも縫い目がない靴に仕上がったのだ。ひっくり返す工程は、革を水にぬらして柔らかくし、よく伸びる状態で行うため、革にシワが残ったり、変形したりすることはない。こうした世界トップクラスの技術で、独自の製法を編み出し、柔らかく足にフィットするアルミニの靴が完成した。もちろん世界最高の超高級カーフレザーを使用する。今までに経験したことのない履き心地のアルミニのドレスシューズ。ぜひ一度は履いてほしい逸品だ。
GINZA SIXの5階にオープンした「ワールド フットウェア ギャラリー(WFG)」は、単なる“靴屋"ではない。生きるという、意志をもって移動するためのモノとして、他にはない、“一生を共に歩む靴"を世界中から探し求めている。とりわけ、“日本人が知らないようなもの"を、これまでも紹介してきた。
そのWFGのGINZA SIXの店舗では、「ラグジュアリー&アルチザン」をキャッチフレーズに、日本初上陸やここでしか買えない最高級品をそろえる。
中でも注目したいのが、昨年イタリア・ミラノで第1号店をオープンさせたドレスシューズブランドのAlmini(アルミニ)だ。このアルミニを、ミラノ以外で唯一、GINZA SIX店が取り扱う。WFGの社長、深田惠一氏によると「日本はおろか、世界でもほとんど知られていないブランドだ」という。
1921年に創業したアルミニは、これまで子どもの靴やサッカーシューズを、1980年代からはUAEで人気のラグジュアリーサンダルをオーダーメードしてきた歴史を持つ。そのアルミニが満を持して独自のブランドを立ち上げるのに目指したのは、究極のエレガンスと履き心地の良さの実現だ。
そして試行錯誤した後、彼らがたどり着いたのは、「アルミニメソッド」と呼ぶ製法である。これは成形したアッパー(靴の甲部分)の裏側を表にした状態で、ソールの断面と縫いつけて、ひっくり返すというもの。ソールの断面を縫う技術は、熟練の職人たちが今までのサンダル作りで培ったものを生かした。これにより、外側から縫い目がえないうえ、さらに内側の足が当たる部分にも縫い目がない靴に仕上がったのだ。ひっくり返す工程は、革を水にぬらして柔らかくし、よく伸びる状態で行うため、革にシワが残ったり、変形したりすることはない。こうした世界トップクラスの技術で、独自の製法を編み出し、柔らかく足にフィットするアルミニの靴が完成した。もちろん世界最高の超高級カーフレザーを使用する。今までに経験したことのない履き心地のアルミニのドレスシューズ。ぜひ一度は履いてほしい逸品だ。