PAGE...1|2|3
上)とろりとしたチーズフォンデュはうまみの塊。
下)弱火でじっくりチーズを溶かして調理。
チーズの魅力を伝えるスイス郷土料理
さて、グリュイエールチーズの歴史や製造方法は前述の通り。いよいよ味見の時間だ。ラ・メゾン・デュ・グリュイエールでは、アトリエ見学後に、熟成期間の異なる3種のグリュイエールチーズを試食させてくれる。
 フローラルなナッティーな香りや味、そしてねっとりから少しシャリシャリする食感など、熟成が進むにつれその魅力を微妙に変える風味を楽しめる。
 また併設レストランでは、自慢のチーズを使った料理がメニューに並ぶ。一番のお薦めは、スイス料理の定番、フォンデュ。グリュイエールチーズと、やはりこの地方の名産チーズであるヴァシュラン・フリブルジョワのハーフ&ハーフのフォンデュが人気。白ワインのほのかな香りとチーズのコクのある香りが溶け合った、シンプルで食べ飽きないおいしさだ。フォンデュにキルシュ(サクランボのリキュール)を加えたレシピを時々見かけるが、この店は白ワインのみ。ただし、キルシュを小さなグラスで供し、パンをキルシュにさっと浸してから熱くとろけたチーズを絡めていただく、という通の食べ方も。キルシュの香りが強烈に広がり、チーズのおいしさをよりいっそう印象的にしてくれるという。他にも、キッシュ、コロッケ、スープなど、グリュイエールチーズの魅力満載の、スイス郷土料理も堪能できる。
 世界中で愛されるグリュイエールチーズ。その中心地は、美しいアルプスの山々に抱かれた高原と古い歴史を持つ城下町が織り成す、風光明媚な土地。ジュネーブから日帰りで訪ねてみたい、美味なる美しき場所だ。
上)デザートには、グリュイエール地方のウシのミルクを使ったダブルクリーム&メレンゲを。
下)ラ・メゾン・グリュイエールのレストラン。
PAGE...1|2|3
LINK
GOURMET
フランスでトップシェアを誇るコンテチーズ
>>2009.1.13 update
GOURMET
年代物の日本酒を楽しむ ウェアハウス・ジャパン×エディション・コウジ シモムラ
>>2018.7.5 update
GOURMET
ニュージーランド最高級チーズ KAPITI(カピティ)を堪能
>>2017.8.23 update
GOURMET
音楽とワインを楽しむ
>>2014.8.4 update
GOURMET
カカオサンパカ 新商品「ケソセレクション」
>>2013.2.4 update

記事カテゴリー