


(上、左)フランス北部のカレー地方でアンティークの織機を用いて織られたリバーレースを使用するなど、ラペルラでは素材の美しさに徹底してこだわり、熟練の職人による技を駆使して一枚一枚仕上げる。(右)1954年にイタリア・ボローニャでラペルラを創業したアダ・マソッティー(左)。
ビートルズやローリングストーンズが流行し、ブリジット・バルドーやツイッギーなどのファッションアイコンが誕生した1960年代、ラペルラは鮮やかなマルチカラーのフローラルデザインやチェックパターンのランジェリーを発表して注目された。70年代に入り、セクシャル・フリーダムや女性の権利拡張が叫ばれると、ランジェリーはよりナチュラルなものが好まれるようになり、ラペルラでは軽量で体に心地よくフィットするシルクニット素材を開発。70年代後半、女性の社会進出が進むと、よりセクシャルなランジェリーが求められるようになり、アダのデザインにも再びシルクやシースルーが取り入れられた。
80年代では、世間にようやく、洋服と同じように下着も重要だという認識が広まり、空前のランジェリーブームに。ラペルラはブームの牽引(けんいん)役として、華やかで魅惑的なコレクションの数々を発表した。
80年代では、世間にようやく、洋服と同じように下着も重要だという認識が広まり、空前のランジェリーブームに。ラペルラはブームの牽引(けんいん)役として、華やかで魅惑的なコレクションの数々を発表した。