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国宝・松江城
松江城の天守から、宍道湖(しんじこ)を望む。松江城は、「千鳥城」の名も持つ美しい城で、山陰地方で唯一現存する天守閣は、この7月に国宝に指定されたばかりだ。
 城下町・松江の歴史は、堀尾吉晴(よしはる)がこの地に封じられたことに始まる。1600(慶長5)年の関ヶ原の合戦の功績として、遠州・浜松から出雲・隠岐24万石に子・忠氏(ただうじ)とともに転封となった。吉晴は城地を広瀬(月山富田(がっさんとだ)城)から、松江(亀田山)に移した。宍道湖東畔に位置する松江の将来性に着目してのことだった。城は1607(慶長12)年から5年の歳月をかけ、1611(慶長16)年に完成。このころには、城下の街区や、城を囲む堀の一部も出来上がっており、現在の松江市の礎が築かれたわけだ。また、松江という地名も同じく築城のころに生まれたという。
松の借景とともに、往時の風情を感じさせる木造の宇賀橋。橋を渡っていた制服の女生徒たちが、明るく手を振ってくれた。松江では、出会う人々が皆、朗らかで気持ちがいい。
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