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京都市のシンボルロードに設けられた「御池通まちかど駐輪場」。信号機などの色と合わせた京都らしいデザインが評価された。

街やニーズに合わせて、多様化する駐輪場
「駐輪場のあり方も、ここ数年で変わってきました」と大槻常務。高級自転車が増えたことや、女性利用者がより安心して利用できるよう、セキュリティが高く、誰でも使いやすい質の高い駐輪場が求められている。重要なのは、設置する街や場所の特性とニーズに合わせた駐輪場だ。これを実現することで、2010年、京都市の「御池通まちかど駐輪場」が、駐輪場で初めてグッドデザイン賞を受賞。翌年には大阪「淀屋橋路上駐輪場」でも同賞を受賞した。「いずれも、街の景観に合わせて駐輪場のデザインを変えています。これはまさに、『美しい街づくり』というビジョンを持っていたからこその発想です」。見た目や機能だけでなく、人によるサービスも欠かせない。無人ではなく、明るく挨拶ができる係員をあえて配置する場合もある。無人の場合も、社内に24時間365日体制のコールセンターを設け、鍵の遠隔開錠など、年間20万件以上の問合せに対応している。

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