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「京仏師」と呼ばれた松久宗林の釈迦如来(正面)に、高村光雲の孫弟子に当たる舟谷喜雲の文殊菩薩(左)と普賢菩薩(右)が従う。いずれも仏師の魂を感じさせる精巧な仕上がりが尊くも美しく、久遠の光を放つ。「釈迦如来」17,928,000円、「文殊菩薩」4,644,000円、「普賢菩薩」4,395,600円。

子々孫々に伝わる
家宝を残す
銀座SGC
家宝を残す
銀座SGC
Photo Takehiro Hiramatsu(digni) Text Ichiko Minatoya
児孫のために美田を買わず――西郷隆盛は家訓としてこう残したそうだ。
しかし裏を返せば、いざというときのために財産を残してやりたいのが親心だからこそ、この言葉が発せられたのだろう。さまざまな物の価値が高下する現代、いかなる形で財産を持ち、子孫へ伝えるか……これは頭の痛い問題である。
しかし裏を返せば、いざというときのために財産を残してやりたいのが親心だからこそ、この言葉が発せられたのだろう。さまざまな物の価値が高下する現代、いかなる形で財産を持ち、子孫へ伝えるか……これは頭の痛い問題である。
金には不思議な力がある。金はその存在を知られた瞬間から現代まで、何千年もの間人々を魅了し続けてきた。
まだ大陸同士に人的交流がなかった昔から、どの文明、どの大陸でも珍重され、時の権力者たちは金を我がものにせんとしてきた。エジプトのピラミッドの財宝など、長きにわたり人目につかず保管されていたものを除き、純金の遺物は少ない。権力者が代わるたび、金は新たな権力者によって溶かされ、彼の好みの形に作り替えられてきたからだ。
なぜ、こんなにも金は人々を魅了するのだろう。それは人知を超えた存在を感じさせるからではないだろうか。神や仏はしばしば金色の輝きをまとい人の前に姿を現す。時にはその輝きのみで、その存在を人に感じさせる。神や仏のありがたさはまばゆさとなり、その輝きにうたれて人は思わず頭を垂れる。神像や仏像に金を用いるのは、当然と言えば当然のことなのだ。
そしてもう一つ人々が金に引かれる理由は、価値の高さが時代に左右されにくいからだろう。情勢不安定な現代において、値動きの異なる金と貨幣、両方を持つことが、安心。また金は、紙幣や通帳のように、万が一火災にあっても燃えてなくなることはない点からも、資産としての信用が高い。
ではいったいどういう形で金を保有するか。金の延べ棒ではちょっと味気ない。金のまばゆさに最もふさわしいと言うべき仏具として、金を保有してはどうだろう。御仏の姿になった金は、財産であると同時に、心の平安を授けてくれるありがたい存在となる。仏壇に安置し、毎日手を合わせることで感じられる癒やしは、他のものでは得ることができない、まさに“ありがたい"もの。その輝きを前に頭を垂れることが、その人の人生をより豊かで深いものにしてくれるだろう。
そしてどうせなら、優れた仏師の手による仏像を金に写したい。銀座SGCでは、「京仏師」と呼ばれた松久宗林を始め、高村光雲の孫弟子である舟谷喜雲などの仏像を元に、金の仏像を製作。木彫り像の彫り筋まで微細に再現し、仏師が魂を込めて彫り上げた仏像のありがたさを、見事に金に写し取っている。
また仏像だけでなく、銀座SGCでは、おりんや燭台といった仏具も、一つひとつ一流の金工工芸家が作り上げた“作品"のみを販売。美術工芸品としても価値の高い、厳選された金製品を多種多様に取り扱っている。また販売だけでなく、金の買い取りも行う。
これは金の仏像の、ほんのついでの御利益だが、日常礼拝している仏具は、相続の際課税を免除されることもある。現金で残した財産はなかなか孫の代まで伝わらないが、金の仏像なら孫子の代は言うに及ばず、長きにわたり子々孫々に伝えられる家宝にもなりうる。
100年後、200年後の子孫に「先見の明のあるご先祖様」として、崇がめられるのも悪くない……という想像も、金の仏像が見せてくれる来世の夢だろうか。
銀座 SGC では厳選された金製品の販売のみならず、X 線分析器による迅速な金製品の買い取り、ダイヤのスペシャリスト GIA-GG資格保有者による鑑定まで、貴金属に関する幅広い提案を行う。
●銀座 SGC
東京都中央区銀座5-7-10 ニューメルサ3F
営業時間11:00 ~ 20:00
0120-37-5614
まだ大陸同士に人的交流がなかった昔から、どの文明、どの大陸でも珍重され、時の権力者たちは金を我がものにせんとしてきた。エジプトのピラミッドの財宝など、長きにわたり人目につかず保管されていたものを除き、純金の遺物は少ない。権力者が代わるたび、金は新たな権力者によって溶かされ、彼の好みの形に作り替えられてきたからだ。
なぜ、こんなにも金は人々を魅了するのだろう。それは人知を超えた存在を感じさせるからではないだろうか。神や仏はしばしば金色の輝きをまとい人の前に姿を現す。時にはその輝きのみで、その存在を人に感じさせる。神や仏のありがたさはまばゆさとなり、その輝きにうたれて人は思わず頭を垂れる。神像や仏像に金を用いるのは、当然と言えば当然のことなのだ。
そしてもう一つ人々が金に引かれる理由は、価値の高さが時代に左右されにくいからだろう。情勢不安定な現代において、値動きの異なる金と貨幣、両方を持つことが、安心。また金は、紙幣や通帳のように、万が一火災にあっても燃えてなくなることはない点からも、資産としての信用が高い。
ではいったいどういう形で金を保有するか。金の延べ棒ではちょっと味気ない。金のまばゆさに最もふさわしいと言うべき仏具として、金を保有してはどうだろう。御仏の姿になった金は、財産であると同時に、心の平安を授けてくれるありがたい存在となる。仏壇に安置し、毎日手を合わせることで感じられる癒やしは、他のものでは得ることができない、まさに“ありがたい"もの。その輝きを前に頭を垂れることが、その人の人生をより豊かで深いものにしてくれるだろう。
そしてどうせなら、優れた仏師の手による仏像を金に写したい。銀座SGCでは、「京仏師」と呼ばれた松久宗林を始め、高村光雲の孫弟子である舟谷喜雲などの仏像を元に、金の仏像を製作。木彫り像の彫り筋まで微細に再現し、仏師が魂を込めて彫り上げた仏像のありがたさを、見事に金に写し取っている。
また仏像だけでなく、銀座SGCでは、おりんや燭台といった仏具も、一つひとつ一流の金工工芸家が作り上げた“作品"のみを販売。美術工芸品としても価値の高い、厳選された金製品を多種多様に取り扱っている。また販売だけでなく、金の買い取りも行う。
これは金の仏像の、ほんのついでの御利益だが、日常礼拝している仏具は、相続の際課税を免除されることもある。現金で残した財産はなかなか孫の代まで伝わらないが、金の仏像なら孫子の代は言うに及ばず、長きにわたり子々孫々に伝えられる家宝にもなりうる。
100年後、200年後の子孫に「先見の明のあるご先祖様」として、崇がめられるのも悪くない……という想像も、金の仏像が見せてくれる来世の夢だろうか。
銀座 SGC では厳選された金製品の販売のみならず、X 線分析器による迅速な金製品の買い取り、ダイヤのスペシャリスト GIA-GG資格保有者による鑑定まで、貴金属に関する幅広い提案を行う。
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