
山間を繋ぐ橋とMIHOMUSEUMなど俯瞰する。


(左)光などで七変化するトンネル。 (右)美術館エントランス。

山並に融合したモダン建築、
美と食のアート MIHO MUSEUM
美と食のアート MIHO MUSEUM
琵琶湖の南西、滋賀県甲賀市信楽の深い山並に囲まれた100万㎡以上の敷地に佇むMIHO MUSEUM。京都駅から1時間ほどの快適なドライブの後、夕陽で金色に輝く神秘的なトンネルを抜けると、ぽっかりと出現するガラスの殿堂。
それは背景の雄大な山並のせいか幾分慎ましくさえ感じられるのだが、この美術館はじめ山岳に造られた関連の建造物は8割が地中に築かれている。建築界の大御所、ルーヴル美術館の設計など知られるIMペイが中国の「桃源郷」をテーマに自然の景観を損なわないようデザインし、6年の年月をかけて完成させた。
大半が地中にありながら、美術館のガラス天井からはふんだんに自然光が降り注ぐため、息苦しさは全くない。その代わりに、山に守られる安らぎと静けさが心地よい。暗がりの中に巧みなライティングで展示される、東西の遺産は時空を越えた存在感で迫ってくる。
それは背景の雄大な山並のせいか幾分慎ましくさえ感じられるのだが、この美術館はじめ山岳に造られた関連の建造物は8割が地中に築かれている。建築界の大御所、ルーヴル美術館の設計など知られるIMペイが中国の「桃源郷」をテーマに自然の景観を損なわないようデザインし、6年の年月をかけて完成させた。
大半が地中にありながら、美術館のガラス天井からはふんだんに自然光が降り注ぐため、息苦しさは全くない。その代わりに、山に守られる安らぎと静けさが心地よい。暗がりの中に巧みなライティングで展示される、東西の遺産は時空を越えた存在感で迫ってくる。