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(左)愛犬のためにと一念発起して、“新鮮ペットフード”ワンフーを生み出した河本弘文社長と愛犬のジャーマンシェパード(愛称・ヨリー)。ヨリーは、ワンフーを食べて毎日、元気に走り回っている。(右)犬のことを考え抜き、最適で良質な食材を使って、“犬の自然食”を追求した新鮮なペットフード、ワンフー。食材を吟味し、自社工場で一貫製造している。人工の保存料・着色料・香料・調味料・防腐剤・酸化防止剤などは一切使用しておらず、アルミの個別包装で鮮度を維持している。ワンフーを与えれば、犬の健康のバロメーターである、便と毛艶が変わってくる。
愛犬の健康食講座
第1回 犬への愛情が生んだスローフード

Text Junko Chiba
愛犬にはいつまでも元気で長生きして欲しい。それは、飼い主なら誰もが願うこと。
では、犬の健康の大本である食餌(しょくじ)とはどんなものなのか。犬の古来のDNAと生態にアプローチして開発された自然食、ワンフーにその答えがある。
ハフハフ、カリカリ、ングング……愛犬が餌に勢いよく食いつき、ペロリと平らげる。その姿を眺めるのは、飼い主にとって至福かもしれない。しかし、その見事な食いっぷりは果たして健康の証しなのか。「もっと、お食べ」とばかりに高脂肪の餌をやり過ぎて、肥満を招いてはいないか。餌に添加された人工の保存料、着色料、香料、調味料などは、
さまざまな疾患の引き金になりはしないか。食欲だけに目を奪われることなく、愛犬の食餌に健康を損ねる要因があるかどうかを疑ってかかったほうがいい。
 環境プラント工業が犬の健康食、ワンフーを開発した背景には、30年来ジャーマンシェパードとともに暮らし、日本警察犬協会の歴代チャンピオンを数多く育ててきた河本弘文社長の、犬の健康に注ぐ熱い思いがある。トップブリーダーでもある河本社長は、「超」のつく愛犬家。鳥取県米子市の大山の麓、豊かな自然に恵まれた広々とした地で、常時、10頭余りのシェパードを大切に育てている。ところが20年ほど前のある日、何頭かが体調不良になってしまい、ふと疑問を感じたのだ。
「環境は申し分ない。空気はきれいだし、水は全国でも有数の名水だ。十分に運動もさせている。万が一にもケアに抜かりはない。それなのに、なぜ愛する犬たちは健康を害するのか。目の輝きが失われる、毛の艶が悪くなる、足腰が弱くなる、内臓疾患を来す……そういったトラブルの原因は何なのか」
 考えた末にたどり着いたのは、「原因はペットフードしかありえない」ということ。同時に、「人間に飼われていなかった昔、犬の体はもっと強かったのではないか。彼らは元来、自然のなかで何を食べていたのか」という疑問が生じた。
 そこで一念発起。河本社長は「犬が伝統的に食べていた良質なペットフードが市販されていないなら、自分でつくろう」と意を決した。そして5年の研究を経て11年前、もともと水の浄化事業を主とする企業活動を行っていた自社――環境プラント工業に、ペットフードを開発・製造・販売する部門として、「ワンフー事業部」を立ち上げたのである。
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