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(左、上から)カラトラバ「ロデオ」は318の木片を用い、文字盤が描かれている。木材から数百もの木片を切り出す木象嵌では、ここまで色に深みが出る。 / 時計の技術面を見せる2階には、時計師たちがムーブメントなどさまざまな機構を説明するウオッチメーカー・ルームが設けられた。 / この展覧会を記念した10本の限定モデルのワールドタイム・ミニット・リピーター(5531モデル)。クロワゾネ七宝でマンハッタンが描かれた。(右、上から)木象嵌では時計の文字盤と同じ大きさの突板に全体の図案を描き、そこから非常に細密なパーツを切り抜いていく。 / 七宝細密画のデモンストレーション。微細な筆で、細かく何層にもわたって絵を描き、それぞれの色彩ごとに800~850度の炉で加熱する。 / 木象嵌と七宝細密画技術を組み合わせたポケットウオッチ「月面への第一歩」。絵画のように背景まで緻密に描かれている。
「時計ではムーブメントが中心的な役割を果たすのはもちろんのことですが、時計を目にする時に最初に見えるのは外観です。だから、ムーブメントと外観、両方が最高のレベルにあることが意味を持つのです。その意味で、パテック フィリップではハンドクラフトが重要な役目を果たしています」とサンドリンさん。
 入場無料のこの展覧会は、1階にはカフェが、2階のテラスにもソファが設けられ、また入り口では入場者の人数を制限しており、ゆったりと鑑賞できるようになっていた。この展覧会を見るために全米から時計ファン2万7000人以上が駆け付け、家族連れのツーリストも多かった。女性の姿が目立ったのは、機械式時計に女性ファンが増えている証拠なのかもしれない。

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