
リチャード・ノイトラの傑作のひとつ、カウフマン邸。
懐かしのデザインを求めてパームスプリングス訪問。
砂漠地帯にはなにか、時を止める力があるのだろうか。四季がないからか、雲のない空をゆっくりと移動する太陽のせいか、それとも単に、乾いた灼熱に私たちのペースがどうしてもゆったりだらりとしてしまうからか・・・。砂漠の秘密がなんであれ、その独特な世界はロサンゼルスからほんの170kmほどの場所に位置するパームスプリングスでも健在です。最近は、野外音楽フェスティバル、コーチェラの開催地としても有名な、ソノラン砂漠の片隅にあるこのレトロなリゾートタウンには、どこかタイムワープしたかのような印象が。過去にとらわれているというわけではないけれど、古いものがすべてまた新しく再生されるような感覚を覚えるこの町は、近年アメリカでまた注目度を上げているデスティネーションだ。
どこに目を向けてもレトロな要素が溢れているおかげで、この町はどこか、天気の良いカリフォルニアに舞台を移した『マッドメン』の世界のよう。でもこれは、パームスプリングスがトレンドを追っているからではなく、反対に、大衆文化(&世界のデザイン関係者)がこの町にヒントを求めることが多いせい。傑作ミッドセンチュリー建築の宝庫として知られるパームスプリングスは、それ以外にも長い間、特筆すべき住宅建築が多いことで有名だった場所。
どこに目を向けてもレトロな要素が溢れているおかげで、この町はどこか、天気の良いカリフォルニアに舞台を移した『マッドメン』の世界のよう。でもこれは、パームスプリングスがトレンドを追っているからではなく、反対に、大衆文化(&世界のデザイン関係者)がこの町にヒントを求めることが多いせい。傑作ミッドセンチュリー建築の宝庫として知られるパームスプリングスは、それ以外にも長い間、特筆すべき住宅建築が多いことで有名だった場所。