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タイトル奪回という強い決意で臨んだ2010年の全仏オープン。ナダルの右腕には、常にRM 027がはめられていた。そして、2週間にわたるタフな真剣勝負の末、見事、1年ぶりに賜杯を手にした。Photo Masahiro Goda
テニスほどタフなスポーツはないだろう。男子シングルス、5セットマッチの4大大会。球足が遅い赤土の全仏オープンでは、時に5時間を超えてプレイヤーは戦い抜く。ラファ、と愛情を込めて呼ばれる彼のプレーは、常に自身の最高を出し切り、限界を超えて突き進む美しさがある。内に熱い闘志をたぎらせつつも、冷静沈着なプレー。いい時も悪い時も感情を顔に出さない。冷たくも熱い血が通う、彼は戦士だ。
 球足が速いグラスはもちろんハードに比べても球足が遅い、クレーコート。サービスエースや、サービス&ボレーなどの短い戦略では、全仏で勝つことはできない。じっくり時間をかけ走り抜いた末に相手のエラーを誘ったり、ラインギリギリの深いショットで相手の腕が届かない場所に丁寧に球を打ち込まなくてはいけない。ラファは、ワンポイントずつ、その瞬間に全力を尽くして立ち向かう。究極の気迫が、長い試合時間中ぶれることがない。いまだかつて、彼が、試合中に大声を出したり、ましてやラケットを投げつけるシーンなど見たことがない。ラファが挑むのは、常に自分自身の限界だ。
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