

(左)パリ郊外にあるシリル・コンゴの製作拠点であるナーヴァランドスタジオ。天井まで作品で埋め尽くされている。
(右)1969年フランス人の母親とベトナム人の父親の間にフランス・トゥールーズで生まれたシリル・コンゴ。20年以上にわたり、グラフィティアート界の第一線で活躍中。
(右)1969年フランス人の母親とベトナム人の父親の間にフランス・トゥールーズで生まれたシリル・コンゴ。20年以上にわたり、グラフィティアート界の第一線で活躍中。
このペイントのために、まずチタン製パーツに完璧に付着し、変質することなく、組み立てと分解にも持ちこたえる塗料を開発。これを吹き付けるための特殊なエアブラシも開発された。これを用い、キャリバーのバランスを崩さないよう、あらかじめ計算された重量に従い、塗料を一滴ずつ、細心の注意を払いながら、吹き付ける作業をシリル・コンゴ自身が行った。「作業を軌道に乗せるまでに1年を費やしました」と、シリル・コンゴは振り返る。
「わずか数ミリ、あるいはそれ以下のパーツにダイレクトにペイントするにあたり、視覚効果を吟味しながら、ムーブメントのバランスを崩さないように塗料を最小限に抑えるよう気を配り、作業を進めました」
こうした気の遠くなるようなプロセスを経て「RM 68-01」は、タイムピースとアートとの完璧な融合を成し遂げた。リシャール・ミルは、またしても、誰も踏み込んだことのない領域へと到達したのである。
●リシャールミルジャパン TEL03-5807-8162 www.richardmille.jp
「わずか数ミリ、あるいはそれ以下のパーツにダイレクトにペイントするにあたり、視覚効果を吟味しながら、ムーブメントのバランスを崩さないように塗料を最小限に抑えるよう気を配り、作業を進めました」
こうした気の遠くなるようなプロセスを経て「RM 68-01」は、タイムピースとアートとの完璧な融合を成し遂げた。リシャール・ミルは、またしても、誰も踏み込んだことのない領域へと到達したのである。
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