
THE CURIOSITY CABINET
Source: Tablet Hotels



(上から)「プラティーヌ ホテル(Platine Hôtel)」フランス|パリ。/「ペリカン ホテル(Pelican Hotel)」米・フロリダ州|マイアミ。/「ブレイクス(Blakes)」イギリス|ロンドン。
キッチュな魅力を放つホテル9軒
ホテルデザインというものはどうもシリアスになり過ぎてしまう場合が多いもの。だから、絶妙なバランスで貝殻模様のベッドカバーやキラキラのディス コボールを部屋に取り入れることのできる、ユーモアのセンスを感じさせるデザイナーを見つけると、私たちはつい、いつもより大きな声で褒め讃えてしまう。アンディー・ウォーホルが教えてくれたとおり、美しさというものは至るところに見いだせるもの。たとえそれが、ありふれたものだったとしても。ここで紹介するホテルでは、ちょっと失敗すると醜くさえなりそうな、ぎりぎりの線を行くキッチュなデザイナーを起用しつつ、それぞれ確実なセンスで見事な成果 を引き出している。
1.Platine Hôtel
~ フランス|パリ ~
「プラティーヌ・ホテル」では、どの客室にも巨大なマリリン・モンローのポートレートが飾られているほか、朝食ラウンジは丁寧に再現されたビンテージ・ダイナー空間になっていたり、(最も個性的な部分といえば)ホワイトハウスの危機管理室をイメージしたラ ウンジがあったり・・・。とにかくアメリカンなこのホテルですが、所在地はパリ15区。そう、この街の中でも特にパリのエスプリが色濃いエリアにある。
2.Pelican Hotel
~ 米・フロリダ州|マイアミ ~
60年代のロンドンをイメージした“サイケデリ(ケート)・ガール"、革のストライプがダン ディな“エグゼクティブ・ジブラ"、深紅の壁とベルベット使いがセクシーな“ベスト・ホアハウス"など、デザインもネーミングも思い切りユニークな客室を抱えているのはマイアミの異端児「ペリカン・ホテル」。贅沢でセクシーなサウスビーチのホテルは、頑張り過ぎているように見えることもあるけれど、ここで はそんな心配はナシ。気取りないスタンスが、遊び心ある空間をますます魅力的にしている。
3.Blakes
~ イギリス|ロンドン ~
まだデザインホテルというコンセプトが浸透していなかった70年代の時点で、早くもマキシマリス ト・スタイルを完成させていたのは、アヌーシュカ・ヘンペルが手がけた「ブレイクス・ホテル」。中国、日本、インドのアンティークを揃え、思う存分アジア ンテイストを取り入れた空間です。イギリス領インド帝国をテーマにした部屋から黒漆を使ったオリエンタルルームまで、どこまでも手抜きナシ。しかも、どれ も本当に上手にまとまっているから、本来ならキッチュとは呼びにくいところだ。
1.Platine Hôtel
~ フランス|パリ ~
「プラティーヌ・ホテル」では、どの客室にも巨大なマリリン・モンローのポートレートが飾られているほか、朝食ラウンジは丁寧に再現されたビンテージ・ダイナー空間になっていたり、(最も個性的な部分といえば)ホワイトハウスの危機管理室をイメージしたラ ウンジがあったり・・・。とにかくアメリカンなこのホテルですが、所在地はパリ15区。そう、この街の中でも特にパリのエスプリが色濃いエリアにある。
2.Pelican Hotel
~ 米・フロリダ州|マイアミ ~
60年代のロンドンをイメージした“サイケデリ(ケート)・ガール"、革のストライプがダン ディな“エグゼクティブ・ジブラ"、深紅の壁とベルベット使いがセクシーな“ベスト・ホアハウス"など、デザインもネーミングも思い切りユニークな客室を抱えているのはマイアミの異端児「ペリカン・ホテル」。贅沢でセクシーなサウスビーチのホテルは、頑張り過ぎているように見えることもあるけれど、ここで はそんな心配はナシ。気取りないスタンスが、遊び心ある空間をますます魅力的にしている。
3.Blakes
~ イギリス|ロンドン ~
まだデザインホテルというコンセプトが浸透していなかった70年代の時点で、早くもマキシマリス ト・スタイルを完成させていたのは、アヌーシュカ・ヘンペルが手がけた「ブレイクス・ホテル」。中国、日本、インドのアンティークを揃え、思う存分アジア ンテイストを取り入れた空間です。イギリス領インド帝国をテーマにした部屋から黒漆を使ったオリエンタルルームまで、どこまでも手抜きナシ。しかも、どれ も本当に上手にまとまっているから、本来ならキッチュとは呼びにくいところだ。