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(上)写真家 六田知弘展「水ノ貌」で展示される作品。展示会では、「自然や宇宙との根源的なつながり」を模索しながら、モノ、風景、人物を始め、文化財や古美術の撮影を多く手掛けてきた六田氏の新境地を見ることができる。
(下左)静謐な空気が流れる1階の展示スペースでは、時間を忘れて作品と対峙できる。
(下右)今年9月に完成したばかりの2階の茶室は、現代のスタイルに合わせた新しい空間。
(下左)静謐な空気が流れる1階の展示スペースでは、時間を忘れて作品と対峙できる。
(下右)今年9月に完成したばかりの2階の茶室は、現代のスタイルに合わせた新しい空間。

新生・加島美術
Text Nile’s NILE
写真展や美祭など注目の企画が目白押し
1988年、加島美術は書画を中心とした古美術品を取りそろえる神楽坂の店から始まった。その後、近代美術品の販売、販売目録の発行、展示即売会の開催など、さまざまな分野に挑戦し、現在は日本の中世・近世・近代の美術品を幅広く展開。日本文化の継承および保存にも貢献し、全国の美術館や博物館へ作品も納入している。
昨年京橋に移転したばかりの店舗は、「インテリアとして美術品を日常に取り入れてほしい」という思いからモダンなデザインとした。まるでギャラリーのような空間に飾られた作品が、これまでとは異なる表情を見せてくれる。2階には現代の茶室として新たなスペースも生まれた。トークショーを始め、定期的にイベントが開催される予定なので、ぜひ訪れてみたい。
さらに今年は企画展もスタート。第1弾は9月30日(火)まで開催予定の写真家 六田知弘展「水ノ貌」。「宇宙を構成する五大原素――地水火風空」をコンセプトとした連続企画で、初回は「水」をテーマに、作品およそ40点が展示販売される。また10月11日(土)~19日(日)までは、美術展示即売会「美祭 BISAI 16」も開催。年2回、春と夏に催される「美祭」は今年で16回目を迎え、伊藤若冲、白隠 慧鶴、横山大観などの作品およそ450点を実際に見ることができる。
日本美術を身近に感じられる空間。そこで出合う作品は、現代のモダンな空間のアクセントとなり、より暮らしを豊かなものとしてくれるだろう。
●加島美術
TEL03-3276-0700
www.kashima-arts.co.jp
昨年京橋に移転したばかりの店舗は、「インテリアとして美術品を日常に取り入れてほしい」という思いからモダンなデザインとした。まるでギャラリーのような空間に飾られた作品が、これまでとは異なる表情を見せてくれる。2階には現代の茶室として新たなスペースも生まれた。トークショーを始め、定期的にイベントが開催される予定なので、ぜひ訪れてみたい。
さらに今年は企画展もスタート。第1弾は9月30日(火)まで開催予定の写真家 六田知弘展「水ノ貌」。「宇宙を構成する五大原素――地水火風空」をコンセプトとした連続企画で、初回は「水」をテーマに、作品およそ40点が展示販売される。また10月11日(土)~19日(日)までは、美術展示即売会「美祭 BISAI 16」も開催。年2回、春と夏に催される「美祭」は今年で16回目を迎え、伊藤若冲、白隠 慧鶴、横山大観などの作品およそ450点を実際に見ることができる。
日本美術を身近に感じられる空間。そこで出合う作品は、現代のモダンな空間のアクセントとなり、より暮らしを豊かなものとしてくれるだろう。
●加島美術
TEL03-3276-0700
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