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1. 仏教遺跡が点在するクチャ郊外の小高い丘に忽然と現れたイスラムのお墓。天山南路のオアシス都市として栄えたここは東西の文化交流が盛んで、仏教とイスラム教が共存する場所でもある。
2. 夜の街を覆う中華の灯
中国西部最大の都市ウルムチの繁華街。漢字の看板を掲げたビルが目立つ、漢民族が集うプレイゾーンだ。酒を飲まず、豚肉を食べないウイグル族の姿はほとんどない。
3. ウルムチの一角。アパートの壁に、ウイグル語と中国語の赤い文字が躍る。中国政府のプロパガンダに利用されている。
Uyghur on my mind
Photo TONY TANIUCHI Text Junko Chiba
ベールの中の純朴と驕奢
中国の西端、シルクロードの要衝にあって、数奇な歴史を刻んできた新疆ウイグル自治区。
 その昔、ペルシア語で「テュルク人の土地」を意味する「トルキスタン」の名で呼ばれたこの地では、今もイスラムの文化が強烈な光を発している。
 “中国の異邦人"的存在だ。
 しかし一方で、石油やレアメタルなどの富に引き寄せられるようにやって来る中華勢力に飲み込まれそうになっている現実がある。
 イスラムか中華か・・・2つの色の間で葛藤が続く新疆ウイグル自治区の情景を求めて旅に出た。
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