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©Thomas Dhellemmes
パリのシェフたち Vol.1
Alain Ducasse
Text Yukino Kano
世界で一番有名なシェフの一人、アラン・デュカス。その名を知らぬ美食家は、おそらく世界中を探してもいないだろう。
 1956年にフランス南西部に生を受けたデュカスは、この地方の産物である鵞鳥や鴨に囲まれ、セープ茸やフォアグラを食べながら幼少期を過ごした。20世紀後半のフランス料理界に燦然とその名を残すミシェル・ゲラールやアラン・シャペルらに薫陶を受けた後、彼の名前を世界的に有名にした、モナコの「オテル・ド・パリ」のメーンダイニングのシェフに就任。1990年、レストランオープンから33カ月後、33歳という史上最年少でミシュラン三つ星の栄誉に輝いた。ホテルのダイニングに三つ星が与えられたのも史上初。21世紀の到来とともに始まった、ラグジュアリーホテルを舞台にしたガストロノミーに、先鞭をつけたのがデュカスだったのだ。
©Thomas Dhellemmes
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