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(左から)古我邸。緑の中に立つ気品あふれる洋館で、イギリスの建築家ジョサイア・コンドルの指導を受け、日本人初の英国公認建築士となった桜井小太郎の設計。鎌倉三大洋館の一つに数えられる。
江ノ島電鉄極楽寺駅と長谷駅の間にあるレンガ造りの坑門。
光と影のコントラストが美しい旧華頂宮邸の室内。
鎌倉文学館の正面エントランスに続く石畳のアプローチ。
鎌倉時代の神社仏閣とともに、洋館は鎌倉を象徴する風景の一つだ。特に、イギリスやドイツに見られる半木骨造のハーフティンバー様式が多く、切り妻屋根や梁が露出した装飾的な外観を持つ、おとぎ話に出てくるような、どこか懐かしい洋館が、古都に瀟洒な雰囲気を添えている。開発の影響で数は減少しているが、今も多くの洋館が残るのは、それだけ街の人々に愛されている証しだろう。源頼朝以来、培われてきた純日本的な伝統と等しく、洋館は鎌倉を形づくる歴史の一つなのである。
 加賀の前田利家の系譜、旧前田侯爵家別邸を生かした鎌倉文学館のように、内部に入館できる洋館もいくつかある。緑の木立に囲まれた鎌倉文学館の内部は重厚な雰囲気に満ち、窓から陽光を浴びて輝く湘南の海を一望できる。海と緑の豊かな自然と、歴史の格式。それでいて都心へのアクセスにも優れた環境が、多くの人を引き付け、別荘地、リゾートとしての鎌倉を生み出したのだ。
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