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(上)柔らかなガナッシュやキャラメルクリームを詰めたボンボン、“アンコンパラーブル”。このボンボン専用の丸いフォルムのコフレは、ローズのほかにグリーンも用意。(下左)ショコラ味やピスタチオ味のマカロンをショコラでコーティングした、”ショコラ・マカロン“。アカンサスのモチーフが施された優雅なコフレ入りは、プレゼントにぴったり。(下右)高貴なユリの紋章をデザインしたコフレは、“トリュフ”用。パッケージセンスに抜群の定評があるメゾンのならではの魅力的なコフレが、「レ・マルキ・ド・ラデュレ」のため新たにデザインされた。


●Les Marquis de Laduree
14 rue Castiglione 75001 Paris
営業時間9:30~19:00  日曜定休
http://www.laduree.fr
「ラデュレ」が描いた高貴なるショコラ
Text Yukino Kano
美しさにかけて他のパティスリーの追随を許さない、パリの老舗パティスリー「ラデュレ」が、ショコラの専門ブランド「レ・マルキ・ド・ラデュレ」をオープン。優美でシックなショコラの世界への扉が、今、開く。

 マカロンで有名なパリの老舗パティスリー「ラデュレ」。甘やかなパステルトーンの色合い、優美でフェミニンなフォルムなど、デザインにこだわったパティスリーやパッケージで、“ラブリー "という言葉がよく似合う、パリ屈指のパティスリーの1軒だ。ここ数年来、「ラデュレ」は、雑貨に特化した「レ・スクレ・ド・ラデュレ」、コスメに特化した「レ・ボーテ・ド・ラデュレ」という別ブランドを立ち上げ、メゾンの雰囲気をまとった、お菓子以外のジャンルにも力を入れており、大好評。そんな中、2012年12月、新ブランドが誕生。ショコラ専門店「レ・マルキ・ド・ラデュレ」だ。
 最上のハイジュエラーが軒を並べるバンドーム広場と、パラスホテル「ル・ムーリス」をつなぐ、カスティグリオリーヌ通りに誕生したブティック。優美な雰囲気をまといながらも、グレーやオフホワイトなど、従来よりもワントーンシックで落ち着いた色合いのブティックは、「ラデュレ」のイメージガール的存在のマリー・アントワネットというよりは、
もう少し男性的。もちろん、マッチョ、ということではない。頭に浮かぶのは、ニコラ・フーケ。17世紀のフランスきっての資産家であり、国家の財務卿を務めた人物。ダンディーで趣味が良い、ディレッタントという言葉がよく似合う、当代きっての趣味人だったフーケ伯爵(マルキ)。そんな彼のイメージが、このショコラ専門店「レ・マルキ・ド・ラデュレ」に投影されている。
  もともとショコラに深い思い入れを持っていた「ラデュレ」が考える、最上のショコラ。華やかでシックな味と香り、そして極上の雰囲気を求めて、「レ・マルキ・ド・ラデュレ」を訪れたい。


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