
洗練された印象のアルミ製シルバーパネルと、ピアノブラックの光沢感がまばゆいサイドパネルが放つ大人びたシックな装いは、しなやかで芯のある自然なサウンド性をより高貴なものへと引き立てる。「A-S3000」 493,500円、「CD-S3000」451,500円。
ユキムが取り扱うELACが昨年末に発表したニューシリーズ400LINEの 旗艦モデルとなるFS 409は、10年振りに刷新されたJET Vを搭載するスピーカー。「ELAC FS 409」924,000円(ペア)。ユキム TEL 03-5743-6202 http://www.yukimu.com
撮影協力:キャピタルゲートプレイス ※掲載のモデルルーム写真の眺望は合成したもので、実際とは異なります。
ユキムが取り扱うELACが昨年末に発表したニューシリーズ400LINEの 旗艦モデルとなるFS 409は、10年振りに刷新されたJET Vを搭載するスピーカー。「ELAC FS 409」924,000円(ペア)。ユキム TEL 03-5743-6202 http://www.yukimu.com
撮影協力:キャピタルゲートプレイス ※掲載のモデルルーム写真の眺望は合成したもので、実際とは異なります。

風薫るナチュラルサウンド YAMAHA
Photo Takayuki Haneta(digni)
Text Takashi Iwai
Text Takashi Iwai
世界的な楽器メーカーでもあるヤマハならではの真摯な音楽性あふれるサウンドへの追求姿勢は、音楽を楽しく聴くことができる高級Hi-Fiコンポーネントを再び登場させた。どこか懐かしい、しかしスタイリッシュにまとめられたS3000シリーズの 風貌からは自信に裏付けられた力強さも漂う。そのシステム作りに込められた思いを探る。
ヤマハといえばピアノなどの楽器メーカーとして世界に名をはせている。もちろんオーディオの世界でもGTシリーズなどの名機をいくつも生み出してきたが、ここ数十年はホームシアター製品へ力を入れており、高級Hi-Fiオーディオの再来を望む声が高まっていた。そうした中いかに音楽を“楽しく"聴くことができるのか、音楽性の高い表現力を追求することで、高級モデルの存在意義を改めて見いだし、音楽全般に強みを持つブランドの技術の粋を集め開発を行った製品がS3000シリーズである。
音楽を構成する三要素として挙げられる「メロディー」「ハーモニー」「リズム」の中で、これまでヤマハが得意としてきたのは「メロディー」「ハーモニー」の再現性であったが、残る一つ「リズム」をつかさどる大事な要素が質の良い低域だと考えた。そこで低域再生に重要となる圧倒的なパワーの供給とロスの削減、さらにパーツ単位でも低域の再現能力の高い出力デバイスや情報量の豊かなデジタル-アナログ変換チップを採用し、理想的な音楽再生を実現できるシステム構成へとまとめたのだ。
音楽を構成する三要素として挙げられる「メロディー」「ハーモニー」「リズム」の中で、これまでヤマハが得意としてきたのは「メロディー」「ハーモニー」の再現性であったが、残る一つ「リズム」をつかさどる大事な要素が質の良い低域だと考えた。そこで低域再生に重要となる圧倒的なパワーの供給とロスの削減、さらにパーツ単位でも低域の再現能力の高い出力デバイスや情報量の豊かなデジタル-アナログ変換チップを採用し、理想的な音楽再生を実現できるシステム構成へとまとめたのだ。