PAGE...1|2|3|4|5|6|7
(上・左から)ユノハナガニ。ⓒYoshihiro Fujiwara / JAMSTEC
チュウコシオリエビの仲間。ⓒYoshihiro Fujiwara/JAMSTEC
オオグチボヤ。ⓒ JAMSTEC
ミドリフサアンコウ。ⓒYoshihiro Fujiwara /JAMSTEC
タカアシガニ。ⓒJAMSTEC

(下・左から)アカチョウチンクラゲⓒDhugal Lindsay / JAMSTEC
ウミクワガタの仲間。ⓒYoshihiro Fujiwara /JAMSTEC
ユメナマコ。ⓒJAMSTEC
ホネクイハナムシの仲間。ⓒYoshihiro Fujiwara /JAMSTEC
カイレイツノナシオハラエビ。ⓒShinji Tsuchida /JAMSTEC
地表の生物は、太陽のエネルギーから光合成された養分を糧に生きている。深海では、表層部での光合成でエネルギーを得た有機物や生物の死骸がゆっくりと沈んでいく、マリンスノーと呼ばれるものが生物たちの養分となる。深海の生物は乏しい食糧を最大限に利用し、厳しい生存競争に勝ち抜くために、豊かな個性を身につけたのだ。
 長い間、深海は絶対的な静の世界だと考えられてきた。しかし近年、深海には400度に及ぶ熱水が噴き上げられる、熱水噴出孔があることが確認された。この周囲には、熱水と共に湧き出す硫化水素やメタンなどの化学物質をエネルギー源として生きる、化学合成生態系を形成する膨大な量の生物が暮らしている。人間を含む光合成による生態系とは全く別の、特殊な生態を持つ生物たちが、想像を絶するダイナミックな環境の中で生きている。
 新たに明らかにされた深海の生物たちの姿から、地球に残された大いなる秘境の謎を探りたい。
PAGE...1|2|3|4|5|6|7
LINK
STYLE
愛すべき未知なる深海
>>2014.3.13 update
STYLE
ナショナル ジオグラフィック×藤原義弘
>>2013.7.9 update
GOURMET
神田裕行 真味只是淡 第十六回
>>2015.12.25 update
STYLE
パタゴニアの熱帯雨林からバイオ燃料の新星
>>2009.2.27 update
STYLE
ハンティング・ワールドに根づく自然保護の精神
>>2009.6.12 update

記事カテゴリー