
ショールームに展示された「aria(アリア)」は、奥に配されたミーティングルームと緩やかに場を分けている。傾斜をつけた右手の棚板は、収納の奥まで開放的に魅せるデザインだ。

収納がインテリアの主役
Photo Satoru Seki Text Asuka Kobata
イタリアの洗練されたデザインと日本の技術力が融合したGiGiのシステム収納「ePole(イーポーリ)」。シャープなガラスケースが柔らかな光に照らし出され、行灯のように美しく浮かび上がる様に、誰もが思わず目を奪われるだろう。ショールームを訪れれば、細部まで美しく完成されたePoleの魅力が存分に体感できる。
アルミのすっきりとしたフレームにガラスの扉を組み合わせた、シャープで軽やかな収納。その美しい佇まいは、単なる収納とは呼び難い。愛用の洋服や鞄、帽子といったアイテムをディスプレーすることで、自分だけのオリジナリティーにあふれる美しいインテリアが実現するだろう。収納は住まいのバックヤードとして隠しがちだが、インテリアの主役として楽しむのも良いのではないだろうか。インテリアブランド「GiGi」によるシステム収納「ePole(イーポーリ)」は、そんな洗練された「魅せる」収納をかなえてくれるのだ。今回は東京・赤坂にある同ブランドのショールームを訪れた。
ボックスタイプ、壁付けタイプ、アイランドタイプをそろえるePoleのなかで、ショールームに展示されているのはボックスタイプ。棚板を背面ポールで支える「aria(アリア)」と、中心のポールで支える「vento(ベント)」を実際に見ることができる。ボックスタイプは裏表のないデザインでどこから見ても美しく、空間の間仕切りとして取り入れやすい。扉や面材に透過性のあるガラスを用いているため、光や気配を感じさせながら緩やかに場を分ける役割を果たしてくれる。