
(左)クラナッハの名作が迎えてくれる「ルネサンスルーム」。
(中・右)オスカーが暮らしていた邸宅内で見る名画はまた格別だ。
(中・右)オスカーが暮らしていた邸宅内で見る名画はまた格別だ。
Oskar Reinhart Collection‘Am Römerholz’
オスカー・ラインハルト・コレクション アム・レマーホルツ
オスカー・ラインハルト・コレクション アム・レマーホルツ
20世紀最高のコレクターが魅せる時代を超えたハーモニー
世界的な名作の数々を所有するオスカー・ラインハルトのコレクションの中から、約200点の珠玉の名画や彫刻をよりすぐり、オスカー自身が住んでいた邸宅に彼の死後、息子によって寄贈され誕生したのが「オスカー・ラインハルト・コレクション アム・レマーホルツ」だ。
1915年にジュネーブの建築家、モーリス・テュレッティーニにより、ヴィンタートゥールの郊外に建てられたオスカー邸。木々の緑や隣接した公園に囲まれたロケーションで、オスカーの充実した日々が目に浮かんでくる。邸宅に入ると迎えてくれるのがマイヨールの彫刻「地中海」だ。幾何学的な構成が見事に完成された作品で、テーマでもある落ち着きや高貴さを感じることができる。