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デザインプロジェクト室の一壁面すべてが、創業時からの鋳型のアーカイブ。引き出しに年代順にきちんと整理されている。約6000型を誇る豊富な鋳型のおかげで、クライアントから数十年前のモデルのリメイク依頼があっても即座に対応をすることができる。
 ジュゼッペは日常業務の合間に、デスクに向かってデザインスケッチをする。一番上の引き出しに、小さなメモがぎっしり詰まっており、暇さえあればあれこれ引っ張り出して、描いたり消したりとデザインへの探求にも余念がない。
 そのようにして生まれた新デザインは一族のブラインド投票により採決され、デザイン・プロジェクトスタッフの手にわたる。
 最新テクノロジー採用の3Dキャドシステム「マトリックス」にかけられ、キャスティングの精緻な構造、使用する宝石の形や数が精密にはじき出されたあと、その情報は隣室の職人工房に引き継がれ、職人歴40年という熟練ジュエリー職人たちの手により、一つ一つ入念に形作られてゆく。優れたクラフツマンの技を大切にする一方、より美しいジュエリーを創るためにテクノロジーを採用する姿勢も最高級を求めるピキョッティならではだ。
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