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カトリック元町教会。
大火による焼失後に再建された時、ローマ法王から中央祭壇と左右の小さな祭壇などが寄贈された。
 まず基坂。かつて坂上に役所が置かれていて、松前藩時代の亀田番所に始まり、幕府直轄時代の箱館奉行所、明治以降は開拓使、その後は1950(昭和25)年まで渡島支庁と、時代の変遷とともに名称を変えながら歴史を紡いだ。「お役所坂」の名で親しまれたこの坂の海岸に近い電車通りの角に、相馬株式会社のペパーミントグリーンの社屋がある。ここはもともとは越後国から一旗揚げようと26歳の時にやって来た初代・相馬哲平が1863(文久3)年に建てた相馬商店。今も現役のこの社屋は1916(大正5)年に完成したものだ。木造2階建て、鉄板ぶき屋根にドーマー窓が突き出たルネサンス様式の、大正ロマン漂う建物である。相馬哲平は米穀商から漁業仕込みや海陸物産商、土地投資などに事業転換して巨万の富を築いた立志伝中の人物だ。公共事業に私財を投じたことでも知られ、例えば基坂の上で港を見下ろすように立つ美しい洋館、旧函館区公会堂は、彼の寄付により建築されたものである。
旧イギリス領事館。開港とともにアメリカ、ロシアに次いで3番目に開設された。
1992(平成4)年に復元され、一般公開されている。
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