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(上から)「ザ・ファーム」(インド|ジャイプル)。/「ソンサー・プライベートアイランド」(カンボジア|シアヌークビル)。/「ハマドリアード・ロッジ」(エクアドル|テナ)。
RYOKAN, REMIXED
海外のほっと心温まる小さな宿と、至極の楽園
ほんの1、2泊でも、日頃の疲れをほぐし、心身ともにリフレッシュさせてくれる日本ならではの宿、旅館。雰囲気のある浴場や、季節・土地柄を感じさせる郷土料理、優しくて魅力的な女将さんや旦那さん、そして森林や海といった自然に近い環境・・・そんな宿は国外にないのかな。ふと、そんな考えが頭に浮かんだ私たち。そこで今回はその自問に答えるべく、世界で見つけた「旅館を思わせるホテル」をリストアップしてみた。ここで紹介するのはどれも、都市部からほんのちょっと足を延ばしたエリアにある、こぢんまりとした宿。宿泊料金にはお食事代も含まれているため、チェックイン後は自宅気分での〜んびり。温泉こそ望めなくても、こんな特別な空間と新鮮で美味しい夕食&朝食(場合によってはランチも)があれば、異国の地でもちょっとふるさとに帰ったような気分になれるはず。

1.THE FARM(ジャイプール)
地元出身のスタイリッシュな若手カップルが営む「ザ・ファーム」は、喧噪溢れるジャイプール中心地から少し離れたのどかな田園にある宿。それぞれ個性的なインテリアで仕上げられた7つの客室はもちろん、レアな映画も見つかるDVDライブラリーやゲームを揃えた娯楽室、チャイを片手にくつろげる庭など、居心地のよさは抜群。日替わりディナーを楽しみながらフレンドリーなオーナー夫妻やほかのゲストと一緒に旅や母国の話をし始めれば、知らないうちに夜更かししてしまいそう。

2.SONG SAA PRIVATE ISLAND(カンボジア)
無人島に行くことになったら何を持って行きますか、なんて心理テストがありますが、「ソンサー」に行くなら悩むこともありません。水着と、恋人でも家族でも友達でも、旅の伴侶が一人いれば十分。それ以外は、海を眺める贅沢なベッドから新鮮食材を使った創作カンボジア料理やビール、ヨットにツアーガイドまで、必要なものはすべて整っていますから。むろん、ソンサーは無人島ではなく、あくまで孤島ですが。高速WiFiも完備されているけれど、“自分たちだけ"気分を満喫するならできるだけアナログな滞在を楽しみたい。

3.HAMADRYADE LODGE(エクアドル)
次の出張先はエクアドル、なんて機会があれば、ぜひ一晩でも延泊して向かってほしいのがこちら。首都キトから車で3時間半、アマゾン熱帯雨林の中にあるこのロッジは、自然の中へアドベンチャーに出るにも、プールやスパ施設で仕事の疲れをほぐすのにもぴったり。さり気なくリュクスで温もりのある木造建築は、心身の緊張感を瞬時に溶かしてくれるはず。3コース・ディナーはグルメなトラベラーの間でも評判だとか。
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